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テープレコーダー全盛時代に生まれて

今は動画全盛時代。自分の誕生の瞬間から動画で見ることが出来る。我が子達の動画もたくさん残っている。先日業者に頼んで8ミリカメラのデータをDVDにダビングしてもらった。忘れてしまっている子供達の幼い姿や一緒に映っている自分の若かりし日の姿も見ることが出来て懐かしい。

私が子供の頃はまだ家庭に8ミリカメラはなかった。我が家にあったのはカセット
テープの機械だった。父がよく内緒で家族の会話を録音していた。今もそのテープは残っており兄が管理してくれている。亡くなった祖父母の会話や歌声も聞くことが出来る。

私の一番小さな時の録音は多分2歳くらいのものだろう。父が「食べれるものを言ってください」と私に質問している。

父「ごはん」私「たべゆ」

父「石」私「たべない」

父「氷」私「ちゅめたい」父「わははは」

こんな感じの父と私の会話だ。自分で言うのもなんだが凄く可愛い。

他には家族全員が庭でバーベキューをしている時の会話。冬休みに従姉妹達が集まって夜宿題しながらお喋りしている会話などなどたくさん残っている。

動画を撮影する時隠れて撮ることは結構難しい。録音は隠れてすることが簡単だ。意識していない自然な会話は面白い。

今思えば我が子達の時も、動画だけじゃなくて録音もしておけばよかったなと後悔している。簡単にできるようで意外と家族の会話を録音することって少ない。

動画も楽しいが、音声だけを聞くのは想像をかき立てられて結構面白い。今からでも
いいから動画だけでなく家族の会話を録音することをお勧めする。ただ他人が絡むと犯罪の香りもしてくるので気をつけてください。


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