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「わらしべ長者」の話を知っていますか?

子どもの頃、寝る前に母にお話をして!とおねだりすると、母はいつも「わらしべ長者」の話をしてくれた。毎回毎回わらしべ長者の話なので時々「また!わらしべの話〜」と文句を言うが、母は笑顔でやっぱりわらしべ長者の話をした。

わらしべ長者のあらすじは、ある一人の貧乏人の若者が最初に持っていた藁を物々交換をして困った人を助けていくうちに、最後には大金持ちになる話である。

貧乏な若者は困った人を見ると自分が持っているものをあげて助けてしまう。すると助けられた人はお礼に自分の持っているものを若者にあげるのだ。若者は無欲で優しい。そんな若者が最後は幸せになるから、その話を聞くと幸せな気持ちで寝ることができた。

母は何回も何回も繰り返し話していたから、暗記していた。私も自分の子ども達にわらしべ長者の絵本を読んだことがあるが母のようにうまく話すことができなかった。

すっかり「わらしべ長者」のことを忘れてしまっていた。今日noteに何を書こうかな…と考えていて、フッと思い出した。忘れていたとは言え、私の心の奥底にわらしべ長者は住んでいるのだろう。明日からわらしべ長者の若者のように損得考えず困っている人がいれば行動しようと思った。


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