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完璧なパフェを探して

初めてパフェを食べたのはいつだったのか?小学生6年生の頃、姉と一緒に徳島市東新町商店街に遊びに行った。当時の東新町はたくさんの人で賑わっており山で暮らしていた私には大都会に見えた。姉は商店街にあった喫茶店に入った。メニューにフルーツパフェがあった。私はそれを注文した。私の前に置かれたパフェは3色のアイスクリームが重なっており、その上に様々な果物が飾られていた。その時食べたフルーツパフェは夢のように美味しかった。その日から私はパフェが大好きになった。

高校になり徳島市で下宿するようになり、友達とよくパフェを食べに行った。チョコレートパフェ、プリンパフェ、和風パフェなど様々なパフェに挑戦した。

大人になってからも、初めての喫茶店に入るとメニューを見る時は必ずパフェがあるかチェックする。パフェメニューがあれば注文する。そして大体ガッカリする。なかなか完璧に美味しいパフェは見つからない。もちろん美味しいな!と思うパフェは時々ある。しかし何か足りなかったり、何か過剰だったりする。

娘が高知の大学に行ったので、高知の喫茶店に行くようになった。はりまや橋から近い場所にテルツォテンポという店がある。珈琲、ケーキ、かき氷が最高に美味しい店で、娘が高知で一番大好きな店だ。ある時テルツォテンポでパフェをしている情報を得て高知へ向かった。

そして私はついに完璧なパフェと出会った。退職したら高知で長期滞在して毎日テルツォテンポに通うのが夢だ。

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