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養鱒場の思い出

小学4年の時書いた作文「養鱒場の思い出」が何かの賞に選ばれ作文読本?という本に掲載された。

母方の祖父と母、兄、従姉妹と一緒に隣村にある養鱒場に遊びに行った思い出を書いた作文だ。

養殖の鱒がたくさん泳いでいるプールに借りた竿にエサをつけて投げ入れる。エサに食いついた鱒を引き上げる。釣れた鱒を料理してもらい昼ごはんに食べる。養鱒場はそんな場所だった。すごく楽しかった記憶がある。

自分の作文が雑誌に掲載されたのは生涯でその一度だけだ。その作文を書いた時は何かが乗り移ったかのように珍しくスラスラ書けた記憶がある。その後私に作文の神様が降臨することは二度と無かった。

兄姉に比べ成績の悪かった私の作文が作文読本に掲載されたのを母がすごく喜んでくれたのが何よりも嬉しかったのを覚えている。

あの作文は今も実家に保管されているのだろうか。作文の始まりは『「おーい、典子。出発するぞ!」という兄の声がする。』今もそれだけははっきり覚えている。


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