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損得を考えることを克服するために

人は無意識に損得を考え行動している。私は子どもの頃まわりの人達に良く思われたい好かれたいと一生懸命お手伝いをしたりしていた。今の私が子どもの頃の自分を見たなら姑息な嫌なガキだなって思うだろう。

子どもの頃の反動か反抗期か、思春期以降は素直に感情を出したり行動したりすることが出来なくなった。誤解されることも多くなった。一時期は全ての人間から嫌われたい!そしてひとり孤独に生きて強い人間になりたい!と願っていた。結局色々やらかしても家族やまわりの人達は私を見捨てなかった。そして20歳を過ぎ私はだんだんと社会性を取り戻していった。

今の私も子ども時代と変わらず無意識に損得を考えながら行動している。しかし現在心がけていることがある。それは出来る範囲で周りから損だと思われる行動をすることだ。職場でお局様と呼ばれながらも朝早く出勤し珈琲を準備する、新聞のホッチキス留めをする、後輩と一緒に作業をする。家では皿洗いをする、洗濯を干す、ゴミを出す。私が子どもの頃まわりの人達を喜ばせるために頑張っていたお手伝いを、歳をとった私もやり続ける。姑息で嫌なガキが生きていく為に頑張っていたことを死ぬまでやり続けてみようと思っている。


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