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占いの思い出と彼女から貰った御守り

占いは当たる訳ないのに時々やってしまう。朝テレビでやっている星座占い、職場で盛り上がる血液型占い、実家にあった手相占いの本、若い頃は細木和子氏の六星占術の本を買ったこともあった。知り合いが、よく当たると言うので興味本位で4000円払った占い師。55年間様々な占い関係の話を見聞きし少しは体験もしてきた。世界には様々な占星術に満ち溢れているから断言は出来ない。しかし私の貧弱な占い体験で得た結論としては「当たる占いは無い」

ただひとつだけ大切な思い出としてしまっている占い体験がある。同僚の行きつけのスナックの女の子が占いをしてくれると聞き、同僚達と一緒に飲みに行った。彼女は同僚達を次々と熱心に占って色々なアドバイスを与えていた。彼女は人を見たらその人の色が見えると言う。ついに私の順番が来た。彼女は私を見て緑が見えると言った。私は田舎生まれ山育ちなので同僚達は山の緑だと笑っていた。今まであんなに熱心にアドバイスを与えていた彼女は私には「あなたは心配ありません」と言っただけで終わった。もちろん嬉しい言葉ではあったが何か物足りず何も不幸とかに襲われないという意味ですか?と尋ねた。彼女はそれは分からないけど、どんな事が起きてもあなたは大丈夫ですと答えた。

今も彼女の言葉を思い出す度に自分が緑のオーラで包まれている姿をイメージする。これからも様々な病気や事故や不幸に襲われたとしても彼女の言葉を思い出し生きて行こうと思う。

占いは信じることではなく御守りのように心にしまっておくものかもしれない。

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