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泣いた赤鬼と読み聞かせ

比較的教育熱心ではなかった私も一応子ども達に絵本の読み聞かせをしていた。保育園から子ども達が毎月持って帰る絵本を一緒に読むのが楽しみだった。ただただ馬が様々な障害物を跳ぶ絵本「ぱかぱか」。2歳くらいの長男はぱかぱかが大好きだった。何回も私は繰り返しぱかぱかぱかぱかと読み聞かせた。長女はコッコさんシリーズが大好きだった。私の大好きな絵本泣いた赤鬼は子ども達によく読みきかせた。特に次男が読んでほしいとおねだりしてきたような記憶がある。私が赤鬼の手紙を読み始めると次男は私の顔をじっと見てくる。手紙を読む母の声が震え出し目から涙が溢れてくると満足そうな顔をする。何故赤鬼の手紙を読むと条件反射的に泣いてしまうのか今も分からない。

3人の子どもが大人になり泣いた赤鬼を読み聞かせることはなくなった。もし将来私にも孫ができたら泣いた赤鬼を読み聞かせたいと今から楽しみにしている。

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