慣れることの良い点悪い点とこれからの人生

コロナウィルス対策でマスクをつけ始めた。以前はマスクをつけるのが苦手で掃除や風邪をひいた時以外はマスクをつけたことがなかった。しかし今は普通にマスクをつけている。私がマスクに慣れたんだろう。

人間にとって慣れることは生きていくために必要だ。しかし慣れることは良い面もあるが悪い面もある。例えば自分が目指す夢があったがその夢を諦めて自分としては不満足な生き方を選んだとする。最初は辛く苦しいと感じるが、だんだんとその状況に慣れて生きていく。もし夢を諦めた自分に慣れることが出来なければ一生辛い思いをするか自殺してしまうかもしれない。ただ大切なことを諦めることに慣れすぎると努力することが出来なくなり不幸な生き方にどっぷり浸かってしまう危険性もある。

私は10代の頃漫画家になりたいと夢見ていたが集英社に２回程投稿した位で諦めた。大学に行かず漫画家のアシスタントに応募するだけの勇気もなかった。地元の大学に通いながら自分の生き方が嫌でしょうがなかった。大学にも馴染めずひとり映画を観たり本を読み漁る毎日だった。しかしだんだんと友人が出来て社会に出て、普通に漫画家になれない人生に慣れてしまった。私は10代の頃「漫画家になれない人生なら死んだ方がマシだ」と思っていた。しかし結局自分が死んだ方がマシだと思っていた人生を今も歩んでる。私は大学を卒業しサラリーマンになり結婚し子どもを産み育てた。今は子育ても終わり夢を諦めた人生に慣れてしまった生活をしている。先日次男に何歳からでも漫画は描けるよ！と言われ久しぶりに漫画を描いてみた。10代の頃のような情熱は湧いてこなかったが下手なりに楽しく４コマ漫画を描いてみた。何歳が来たって何でも始めることは出来る。今は毎日映画を観て、毎日noteに文章を書いている。できれば独学で、小説や脚本や歌詞を書いてみたいなと思っている。暇にまかせて自己満足で良いからやってみよう。