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名作ドラマごちそうさんと人生幸福論

NHK朝の連続ドラマ「ごちそうさん」は私の中で一番好きなドラマかもしれない。

杏が演じるめ以子は子どもの頃から誰よりも食いしん坊だった。大学生の西門悠太郎(東出昌大)と出会ったことによって「食べたい」という思いから「食べさせたい」という情熱に変わって…

杏さんと東出さんが出会い結婚し小姑(キムラ緑子)にイジメられながら子育てし戦争を乗り越えて行く…

杏は毎日毎日愛する夫や子ども達、姑や意地悪な小姑に一生懸命工夫して美味しいものを作る。ごちそうさんの杏さんは本当に素晴らしかった。夫役の東出昌大さんは変わり者だが真面目で一生懸命に生きる男を見事に演じていた。徹底的に杏さんを嫌うキムラ緑子さんは最高だった。毎日毎日感動し涙していた。毎日ごちそうさんを見るのが楽しみで仕方なかった。

ごちそうさんのドラマが縁で杏さんと東出昌大さんは実生活で結婚した。しかしお二人は離婚した。永遠に続くものなど何もない。ただお二人の愛は確実に存在し美しく素晴らしい輝きを放っていた。そして我々に大きな感動を与えてくれた。今ごちそうさんを見たとしても、お二人の愛は輝き続いている。たとえ結末が悲しくても短い間でも燃え上がるような愛があれば、それは幸福な愛だったと思いたい。

人生もそうだ。たとえ人生の後半が他人から見て悲惨で不幸なものであっても、その人生のどこかに幸せや喜びの時期があれば、幸せな人生だったねと声をかけたい。不幸な人生なんて、この世界には存在しないと思いたい。



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