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心の奥底に今も住みついている20歳の私

私は成人式に出なかった。20歳の頃は大学拒否気味で引きこもりの映画オタクだった。友達に会いたい気持ちもなかったし、振袖にお金を使う気持ちもなかった。当時相当とんがっていたような気がする。誰からも嫌われてひとりぼっちになりたいと思っていた。孤独になることで自分は変われると期待していた。

その後、結局友達を作り就職し結婚し子どもを作った。今はすっかり角の取れた社会性あふれる人間になってしまった。

しかし、あの孤独なひねくれまくっていた時代の私があってこそ今の自分がいる。多分自分の奥底にはあの暗い目をした20歳の私が潜んでいるに違いない。あの孤独な私をいつまでも忘れずに大切にしたい。

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