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身体の叫びに耳を傾けること

私はアレルギー体質。子どもの頃から山芋、甲殻類を食べると吐いたりお腹が痛くなった。20歳頃は半年位、夜な夜な全身に蕁麻疹が出る日が続いた。時々まぶたや唇に蕁麻疹が出ると大きく腫れ上がった。腫れたまぶたや唇を見た友人達は同情しながらも笑いを堪えていた。

30歳を超えた頃から甲殻類は食べれるようになった。最近は蕁麻疹も時々顔に一つ二つ出たりする位でおさまっていた。

6日前に右舌に違和感を感じた。腫れていた。舌に蕁麻疹が出るのは初めての経験だった。ネットで検索した。血管浮腫の症状にそっくりだった。血管浮腫はアレルギー症状の一種だ。蕁麻疹は皮膚の表面に現れ痒みを伴い腫れはすぐに治るが、血管浮腫は皮膚の奥から腫れ痒みが無く腫れが治るのに2、3日かかるらしい。血管浮腫で一番恐いのは、気道が腫れた場合呼吸困難になり死ぬこともあるということだ。次の日は左舌が腫れた。3日目は舌の真ん中が腫れた。4日目は右下のほっぺが腫れた。5日目は左下のほっぺが腫れた。ゴールデンウィーク期間中で病院は閉まっていた。毎日気道が腫れはしないか心配だった。

ゴールデンウィーク明けにかかりつけ医に行った。アレルギー症状を抑える薬を処方してもらった。薬を飲み始めると蕁麻疹は出なくなった。しかし薬は症状を抑えるだけで根本的な治療法ではない。食を整え、内臓をいたわり、疲れとストレスを溜めない生活をするしかないのだろう。蕁麻疹は私の身体の叫びだ。ちゃんと叫びに耳を傾け、食べすぎないよう、良質な食生活を心がけたい。


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