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《山河令》がきっかけで話題になった俳優の「张哲瀚」についてご紹介します

皆さんこんにちは。エンジョイジャパンの橋本です。先日、「耽美剧(BL系ドラマ)」が中国で人気を集めていることについてお話しましたが、本日はここ最近中国で大人気のBL系ドラマ《山河令(シャンハーリン)》に出演した俳優の「张哲瀚(ジャン・ジェハン)」についてご紹介したいと思います。

※耽美剧(BL系ドラマ)の市場について、詳しく知りたい方は、ぜひ過去の記事をお読みください。

《山河令》は、中国のBL小説・《天涯客(テンヤーカァー)》が原作のドラマで、中国の映画・ドラマの口コミサイトである「豆瓣(ドゥバン)」での評価点数が、放送開始から最終話まで8.6という高得点を維持し続けるという偉業を成し遂げました。また、微博では《山河令》に関する話題は、104億回の視聴回数を記録し、「超话(スーパー話題)」で1位になりました。

《山河令》の放送期間は、ちょうど人気アイドルオーディション番組で、元々話題性が高かった《创造营2021(プロデュース101)》と被っていたのにも関わらず、《山河令》が放送されてすぐに視聴率が《プロデュース101》を越しました。

本日ご紹介する俳優の「张哲瀚」はこれまで数多くの作品に出演しましたが、今回の《山河令》をきっかけに再び人気を集める結果となりました。

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张哲瀚は、1991年江西省生まれの俳優です。2010年、ドラマ・《怎么会爱上你(Why Love You)》に出演したことをきっかけに芸能界デビューを果たしました。これまで彼は数多くの映画やドラマ作品に出演してきましたが、爆発的な人気を集めるまでには至りませんでした。そんな中、2018年にアイドル兼女優の「鞠婧祎(ジュウジンイ)」と共演したドラマ・《芸汐<ユンシー>伝 ~乱世をかける永遠の愛~》をきっかけにしてようやく有名になることができました。

鞠婧祎について詳しく知りたい方は、ぜひ過去の記事をお読みください。

また、2019年には中国の俳優(女優)オーディション番組・《演员请就位(俳優スタンバイ)》に参加し、決勝戦まで進出。最終的に彼は映画監督との専属契約を結ぶことは出来ませんでしたが、この番組を通じてさらに知名度が上がりました。

《演员请就位(俳優スタンバイ)》について、詳しく知りたい方は、ぜひ過去の記事をお読みください。

ここで、张哲瀚が出演した作品を3作ご紹介します!

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(1)ドラマ・班淑传奇(ハンシュク~皇帝の女傅)

この作品は、中国後漢の軍人である班超の娘「班淑(バン・シュウ)」は、幼い頃から父のもとを離れ一人で生きてきました。数年後、父と再会する前日に、父は病死してしまい、「班淑」は一族に身分を認めてもらうため、王族や貴族の子供を教育する塾の女性先生になりました。「班淑」は宮廷での生活に慣れず苦労しながらも女子学生たちに信頼される先生に成長していくという古代ドラマです。

张哲瀚は、「班淑」と同じ塾で働く男先生の「卫英(ウェイ・イン)」を演じました。このドラマは2015年に放送された作品で、当時はマイナスな口コミがほぼ見当たらないほどの人気を集めました。

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(2)ドラマ・芸汐传(芸汐<ユンシー>伝 ~乱世をかける永遠の愛~)

この作品は、医者の娘で顔に醜い跡をもつ「韓芸汐(ハン・ユンシー)」が、「秦王(中国における諸侯王、あるいは地方政権の君主の王号)」「龍非夜(ロン・フェイイェ)」の王妃となり、様々な苦しみを経験しながらも「秦王」と困難を乗り越え、愛を深めていくラブストーリーです。

张哲瀚は「秦王」を演じました。ネット小説《天才小毒妃(天才王妃)》を原作にしたこのドラマは、放送当時とても人気で、再生回数が45億回を超え、台湾でも中国ドラマ再生数・年間ランキングの第6位にランクインしました。そして、「豆瓣(映画・ドラマの口コミサイト)」の評価も6.2点という高得点を獲得していました。

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(3)ドラマ・山河令(WORD OF HONOR)

この作品は、「江湖(※)」で名を馳せる邪教に所属する「温客行(ウェン・カーシン)」と、武術の天才であり、「朝廷(※)」の神秘組織の首領だった「周子舒(ジョウ・ジーシユウ)」がある事件をきっかけに出会い、江湖の嵐へと巻き込まれてゆくという内容です。

※江湖: 世間という意味です。武侠小説の中で、江湖という言葉は頻繁に使われます。
※朝廷:君主制下で官僚組織を伴った政府および政権という意味です。

张哲瀚は、武術の天才である「周子舒」を演じました。このドラマは中国で大ヒットしたことは冒頭でお話しましたが、実は日本においても、すでにSNSでじわじわ人気が出てきているようです。

以上、《山河令》がきっかけで話題になった俳優の「张哲瀚」についてのご紹介でした。気になることがありましたら、ぜひ橋本までご連絡ください。

メール:hashimoto@enjoy-japan.jp

中国に関する情報をもっと知りたい方は、ぜひ弊社のYouTubeチャンネルもぜひ観てください!


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