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今大人気の女優「李沁」についてご紹介します!

皆さんこんにちは。エンジョイジャパンの橋本です。本日は、ここ最近中国で人気急上昇中の女優「李沁(リー・チン)」についてご紹介したいと思います。

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李沁は1990年、江蘇省生まれの女優です。彼女の故郷「江蘇省昆山市」は、中国の古典的な舞台演劇である「崑曲(こんきょく)」の発祥地で、彼女も幼い頃から崑曲を学んでいました。2003年、舞台演劇「牡丹亭·游园(牡丹亭)」に出演したことがきっかけで、「第7届中国少儿戏曲小梅花荟萃活动(第7回中国児童崑曲演劇賞)」を受賞しました。2008年、まだ大学生だった李沁は、有名な映画監督「李少红(リー・ショウホン)」が監督を務める名作の「红楼梦(こうろうむ)」に出演したことを機に、芸能界デビューをしました。それから数多くの映画やドラマ作品に出演していましたが、ヒット作に恵まれることがありませんでした。ただ、ここ最近は彼女が主演を務めるドラマ「锦绣南歌(The Song of Glory)」と「狼殿下(The Wolf)」が放送され、彼女もそれを機に、今時の大人気な女優になりました。

ここで、李沁が出演した作品を3作ご紹介します。

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(1)ドラマ:如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃〜

清朝雍正帝の第四皇子「弘暦(こうれき)」は、自身の妻を選ぶ「福晋選び」に幼なじみの「青桜(せいおう)」を選びましたが、母である「熹貴妃(ききひ)」に反対され、青桜は弘暦の側室となり、名前も「青桜」から「如懿(ル・イー)」に改名しました。2人は幼なじみとして慕い合い、皇帝とその側室という関係になってからも、変わらぬ愛を誓っていましたが、妃たちの嫉妬と欲望に満ちた後宮で、想像を絶する過酷な運命が待ち受けている・・・という中国歴史に基づいた宮廷ドラマです。李沁は主演ではありませんが、体がとてもいい匂いがする美しい妃「寒香见(ハン・シャンジェン)」役を演じました。

この作品は、以前日本でも大ヒットを記録した「宮廷の諍い女」というドラマの原作者が、5年をかけて小説を脚本にした作品で、総製作費96億円という、中国歴代ドラマの中でも破格の費用を投じて制作されていました。中国での配信が開始されると視聴数がグングンと上昇し、ほぼ同時期に放送された「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」というドラマとともに視聴ランキングの1・2位を独占していました。累計視聴再生数は165億回を超える大ヒットとなり、SNS(Weibo)の閲覧数は94億を超え、視聴者の熱いコメントは800万にも達するなど話題の一作でした。

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(2)ドラマ:锦绣南歌(The Song of Glory)

この作品は、宋(南朝)時代を舞台に、武術に長けた正義感の強い女性「驪歌(リー・カー)」が、父母の仇を取るため舞姫に扮し、朝廷の実権を握っていた姦臣の「陸遠(ルー・ユェン)」を利用して、親王様である「彭城王(ホウ・ジョウオウ)」の暗殺を企てるという古代ラブストーリーです。李沁は主演を務め、「驪歌」役を演じました。このドラマは、今年に放送された作品で、放送されてわずか2か月で動画再生回数が32.2億回を記録しました。

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(3)ドラマ:狼殿下(The Wolf)

この作品は、先月に放送された新作ドラマです。ずっと狼たちに育てられた十代の少年「楚有炆(チュウ・ヨウブン)」が、政府の役人を父に持つ十代の娘「马摘星(マー・チャイシン)」という名の女性に出会い、友達になります。しかし、狼少年は文明社会で生き抜いていく方法をほとんど知らず、有力者たちの集団を怒らせてしまい、有力者たちの手により、重傷を負ってしまいました。その8年後、幼い頃の友人「马摘星」と再会し、恋に落ちるという内容です。李沁は「马摘星」役を演じていました。まだ放送されて1ヶ月も経っていないため、具体的な数字はこれからでてくると思いますが、どれくらいヒットするか楽しみにしています。

以上、今人気急上昇中の女優「李沁」についてのご紹介でした。気になる方は、ぜひ橋本までご連絡ください。

メール:hashimoto@enjoy-japan.jp

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