できない

「好きなことで生きていく」よりも、「嫌いなことで死なない」努力

「できない」と、自分で自分の可能性にフタをしてしまうのはもったいない。

誰かがそんなことを言いました。その通りだと思います。

しかし、これはやったことがないものを「できない」と言っている場合のみ、「もったいない」のだと思います。

というのも、僕らは「やったことがない」と「できない」を混同してしまうことがあるんですよね。

実はやってみればできるかもしれないのに、「できない」と自分の可能性にフタをしてしまうことがあります。

この場合は、非常に「もったいない」と言えるでしょう。

しかし、ある程度の時間を注ぎ込んでいるにも関わらず、どうしてもできないものもあります。

これは、自分にとって適性がない場合の「できない」です。この「できない」ものを「今まで努力したのにもったいない!もっと頑張ろう!」と思うのは、時間の無駄になってしまうかもしれません。

人間だれしも向き不向きがあるからです。生まれつきや環境によって、どうしてもできないものが人にはある程度存在するように思えます。

それならば、どうしてもできないことは放棄して、努力の方向を正した方が良いのではないでしょうか。

できないことを見極め、できないことに時間を使わないというのも立派な戦略のひとつです。

できないものは、できないんです。

自分のできないことを見極めることは、仕事選びにも活用できます。

最近「好きなことや得意なことで、仕事を決めろ!」ということをよく聞きますよね。

ここでよく考えてみましょう。好きなことや得意なことってなんでしょうか。

僕の場合、好きなことは読書・筋トレ・居合道・文章を書くことなど。

得意なことは、プレゼン…でしょうか。

…いや、これでどう仕事を決めろっつーねん!!!

好きなこと・得意なことだけで仕事を決めたら、読書&筋トレ&居合道プレゼンター/ライターになります。

わけがわからん!

たしかに、自分の好きなことや得意なことを分析することも重要です。しかし、それだけではどうしても仕事は決まらない。

であるならば、自分がどうしてもできないことをピックアップして、それにかかわる仕事をしないと決めるのも、1つのテクニックではないでしょうか。

「今までこんなことをやってみたけど、どーしてもできない!」とか「これだけは嫌いで嫌いでしょうがない!」といったものを羅列して、それらを選らばないことも今後の将来を考えていくうえで大切です。

できないことはできないと認め、自分に適性のあるカードで勝負していこうと思いました。

最近の座右の銘は「適材適所」です。

…というわけで、また明日!

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