叶うべき 夢の先へ
君の声よ遥か届け 夢追い人が行く
虹の上かかるアーチ 明日を抱くだろう
昨日、プロ野球日本シリーズ2021が閉幕しました。
東京ヤクルトスワローズVSオリックスバファローズ
昨年度最下位同士の日本シリーズを予想した野球解説者も、プロ野球ファンもいなかったと思います。(いたらすみません)
僕は小学校2年生の頃にオリックス・バファローズというチームを好きになりました。
当時はまだ、サッカークラブに通っており、野球なんてやったこともなければ見たこともないし、ルールなんて知りもしませんでした。
小学校の前でタダ券をもらい、母と一緒に見に行ったプロ野球。
神戸にあるスカイマークスタジアムまで、神戸市営地下鉄を使い、総合運動公園前まで行って、見た大きな球場。そこに10年後高校球児となった自分が立っているなんてことは夢にも思ってなかったことでしょう。
大柄な野球選手たちが、ボールを真剣に追い、バットを精一杯に振り躍動する姿。それに憧れて僕は小学3年生の冬から野球の道へと進みました。今、覚えば、あの日、プロ野球を見に行ってなければ、僕は野球をしている事なんてなかったと思うと、偶然ってすごいなと思います。
そんな中、僕は北川博敏選手を好きになりました。北川選手と言われると、プロ野球ファンの皆様ならだれもが知っている名場面の人です。
代打逆転優勝決定サヨナラ満塁ホームラン(呼び方色々ありますが)
僕はこの選手に憧れて野球を始めました。小学校時代は北川選手とフリオ・ズレータ選手の打ち方を真似してよく打席に立っていました。
しかし、このオリックスという球団。なかなか勝てないで有名なんです。
俗にいうBクラス常連球団。
毎年Bクラスにいるこの球団を応援する友だちは小学校~大学まで数えても10人程度しかいなかったと思います。みんな変わり者ですね。(笑)
地元が兵庫県なだけに阪神タイガースを応援する友人が多く、よく馬鹿にされてきたことを思い出します。しかし、オリックスは交流戦に強く、関西ダービーだっていつも勝ち越すくらいなんですよ!
ずーっと馬鹿にされてきた球団でも、2008年と2014年にはCSまで行ったんですよね。でも、普段から短期決戦を経験しているメンバーが少ないオリックスにとってCSを戦い抜くことはとても難しいものでした。いつも3位のチームに食われてしまい、歯がゆい思いをしながらシーズンを終えていく。
引退していく選手たちがいつもこういっていました。
「このチームはまだまだ強くなります。若い選手たちがやってくれます。」
僕はこの言葉を信じて応援を続けてきました。
長かった。
パ・リーグの優勝の瞬間を見たとき、自分が選手としてあの輪の中にいるかのように嬉しかったんです。
これまでの事も全てチャラです。優勝って格別に違うんですよね。
更には、パ・リーグもCSで制覇し、真のパ・リーグの王者となった訳です。リーグ優勝から一番遠かったチームが若手を中心としたチームで優勝を勝ち取る夢物語を今年は見せてもらいました。
でも、忘れてはいけないのは、今のオリックスがあるのは、これまで苦節を強いられながらも我慢して育ててくれた監督、首脳陣がいることです。この優勝を喜んでくれているのは、これまで関わってくれた球団関係者だと思います。
しかし、遠かった日本一の夢。
ファンとしては、見たかった。
でも、また新たな夢がこの日本シリーズを通して見えました。
いや、夢ではなくもう手が届くところまで来たんです。
夢だったのが、夢でなくなった。目標になった。
力がついたからこそ掴みかけた夢。
こんな強いチームをもう馬鹿にする人なんていない。
だからこそ、僕は胸を張って今後も大きな声を出し(今の情勢上心の中で)このチームを応援していきます。
このチームの日本一になる姿を絶対にこの目で見るんだ!
叶うべき 夢の先へ
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