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小さな敷板たち。

よく行く古道具屋の店主の新しい仕入れから。
撮影小物としても、展示用小物としてもバッチリ。
かわいい子たちをまとめて持ち帰った。

通い始めた頃に店主に言われたことを思い出す。
「絶対にお花と写真と敷板って騒ぎ出しますよ」と。
すごい…ほんとだわ!

お花はまだほぼほぼ手付かずだけど
あれからどれだけ写真機材が出入りしているのか…
そしてもはや敷板なしでは生きられない身体になってしまっている。

絵画に額が必要なように、枠という境界があると安心できる。
写真だってフチのあるなしや、マットやフレームがあるとグッと見え方が変わる。
主役を引き立てる舞台として、守るための結界として。
もちろんあえて枠を設けない見せ方もある。
あってもいいし、なくてもいいし。
調和して、ひとつ何かが引き上がるような枠はたまらんなぁと思う。

先日、一枚の版画のような写真を購入した。
湿気で波打つのもわかるし、汚れてしまう心配もある。
でもガラスやアクリルなしで見た質感が、空気感がとてもとても心地よくて
そのまんまで引き取りたい旨を伝えてみた。
お店の方の頷き方のニュアンスがまた気持ちのいいもので。
なんか良かったなぁと嬉しかった。

全方位端っこでしかない小さな敷板たち。
なにと合わせて飾ろうか…
どうやって撮ろうか…
妄想が捗って仕方がない。

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