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【音声入力】たった一時間で緊張せずにブラッシュアップされた文章を出力可能になった話

何年か前に音声入力は一度試したことがある。その時感じたのは音声で入力する方が疲れること。声を出すことがつかれるのだ。今回勝間和代さんの音声配信を聞いてもう一度トライしたけど、認識精度もあがっていてとても使いやすい。声を張らずにボソボソと喋っても認識してくれる。紹介されているソフトウェアのSimejiは句読点を自動的に入れてくれるのはいいな。AndroidとiOSの両方ラインナップされているが、勝間さんはアンドロイド版を勧めている。その理由は触れていないんだが、両方使ってみてわかった。iOS版では音声入力ボタンを押した後に、一瞬Simejiアプリへの画面の切り替えが発生する。アンドロイド版にはそれがないので、音声入力へのスムーズな移行ができる。

音声入力の課題は、入力する時の緊張感だと思っている。話している途中でいろいろ考え、さらに言葉を繋げていく時、あーとかうーとか言ってしまう。途中で空白の時間ができることも問題だ。これを避けるため、予め頭の中で文章を作っておいて、それを一気に言い切らないとという緊張が走る。まあでもこれも音声入力になれていくと、自分の頭の中も整理された上で、口に出すという行為が普通になり、自然と文章を口から出すことができるようになる気がする。やってみると文章がめちゃくちゃ出てくる。感覚的にキーボードを2倍から3倍のスピードが出てる感じがする。

もう一点、書き言葉と話し言葉っていうのがあるから、音声入力だと文章が冗長になりそうな懸念。そうすると、音声入力したものに校正作業が必要だから、二度手間にならないかなぁっていう懸念としてはある。

まぁでもやっぱり早いね、入力が。これはキーボードでは追いつかない。そしてめちゃくちゃ楽だし。もう少し自分をシステムの方に適用させていく形で調整かけていったら全く問題なくなりそう。思い出すのは、マウスからトラックボールへ切り替えた時のこと。最初の1週間ぐらいかなり操作がきついけどそれを頑張って乗り越えると、二週間くらい経った時にもうマウスには戻れなくなったな。それ以上の革命がいま自分の中で起きている。

一時間ほど使ってみて

1時間ほどリモートマウスによる音声入力を使ってみて、コツを掴んだ感がある。頭の中で思いつくままにアウトプットしたつたない文章を、パソコンの大きな画面上で見ながら頭の中を整理し、再度音声入力することでブラッシュアップされた内容となる。使い始めは音声入力の問題点を発声時の緊張だと言っていた。しかし1度ドラフトした文章を見ながらだと、ある程度余裕もって話すことができるため、緊張せず文章をアウトプットすることができる。

文章の修正する際には操作に注意が必要だと感じた。AIを使った音声認識なので、ある程度長い文章をしゃべらないと正しく認識されない。例を挙げてみよう。「キーボードを使わなくて済む」を一息で言い切ることが出来なかった場合、「キーボードを使わなくて住む」と入力されることがある。ここでは「住む」を修正したくなるが、「スム」とだけ発音しても「済む」は出てこない。こういう場合は、「キーボードを使わなくて済む」ともう一度発話し、文章を丸ごと入れ替える必要がある。キーボードを使っていると、このような文章の入れ替えは非常に手間になるが、音声入力だと発話するだけで入力されるので負担に感じることはない。

リモートマウスの出来が秀逸

もう一点、今回の音声入力の補佐的な役割をしているアプリ、リモートマウスについても言及したい。このソフトめちゃくちゃ使いやすい。音声入力を抜きにしても使う価値がある、携帯でパソコンを操作できるというのは椅子に座る必要はなく、横になりながら仕事ができそう。今私は椅子には座っているが、スマホを片手に机に足をかけながらパソコンの画面を見て音声入力をしている。その名の通りマウス操作はできるので、修正作業のために、トラックボールやキーボードを操作しなくても済む。本当にこのスマホだけで完結する。

自分に対する気づき

今まで本当に筆が進まないことを悩んでいた。正直今自分でもこんなに文章を書けることを驚いています。もともと私は話すのは好きで、共有したい知識とか経験、考えなんかをたくさん持っています。これをどんどん外に発信していきたいんだけれども、文章にしようとすると途端に負担に感じてしまいこれまで多くを発信することができませんでした。

最初は文章を書き慣れていないことが原因かと思いました。しかし、仕事ではメールや報告書をもうやり取りしており業務の性質上、文章量は多かったと思います。上手な文章を書けるようになりたい、文章のスタイルを定型化して、スピードを上げたい、楽に書けるようになりたいと考え、文章術に関する本も何冊か読みました。参考になりましたが文章を書くハードルが下がることはありませんでした。

脳から指先に送る信号の経路の性能が悪いのかもしれない。

中学生の頃のテスト勉強のことを思い出しました。自分は読んで覚えるタイプでした。教科書にマーカーペンを引いて、色のついたシートで文章を隠し、繰り返し読むことで暗記をしました。ひどい時だと助詞以外はほとんど全部塗りつぶされていて、ほぼ文章を丸暗記していました。周りは書いて覚える人が多数派で、姉もそうでしたが、英単語や歴史上の人物の名前を、ひたすら紙に書いて覚えている姿を思い出します。自分はどうしても手が疲れてきてしまったので、その方法が向いていませんでした。自分のやり方が間違っているのかな、非効率なことをやっているのかな、不安に思うこともありましたが、それでも学校の成績はそこそこ良かったので自分のやり方を継続することにした。ピアノも10年間習っていたんだけど、あんまり好きじゃなかったんです。字を書くのが苦手で、小さい頃はよく字が汚い字が読めないと言われました。

今回の経験を通して、また自身のこれまでの経験、自分の性質を思い返すと、自分は手を動かすのが苦手なのかもしれないことに気がついた。脳からの信号を指先まで送るのが苦手なのかもしれない。これに気付いたことが、今回の実は一番大きな成果で、自分のことをより知ることに繋がりとても良かった。

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