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大久保寛司さんと行く訪問勉強会「伊那食品工業」2024年7月29-30日

7月29日〜30日にかけて、寛司さんと行く「伊那食品工業」訪問勉強会がありました。朝晩は過ごしやすいものの、伊那も今年は暑い日が続く中、全国各地から18人が参加しました。

史上最年少・はるくん(8か月)も参加

前夜、駒ヶ根リゾートリンクスで顔合わせし、30日の朝8時に「かんてんぱぱガーデン」に到着すると、約3万坪という広大な敷地のあちらこちらで、お揃いの制服を着た方々が黙々と作業されていました。誰か決められた社員が声を掛けるのでもなく、ひとりひとりが、主体的に清掃活動に励む姿の美しさに、参加者の中には、涙ぐむ方も…


社員さんによる自主的な清掃活動

朝8時半からの朝礼では、社員のスピーチとラジオ体操が行われ、塚越英弘社長も社員にまじって、様子を見守ります。伊那食品工業では、新入社員研修でラジオ体操を約3時間かけて学ぶなど「ラジオ体操は、自分の健康のため」という目的をそれぞれがわかっているので、身体の曲げ伸ばしなどもピンと気持ちよく、私たちも思わず一緒にピーン🙆


ラジオ体操は、手がピーン!

寛司さんと塚越英弘社長の対談では、塚越社長は終始笑顔であるだけでなく、企業のトップにありがちな「気負い」のようなものは全く感じられず、私たちもリラックスしてお話を伺えました。

「会社を経営する上で『何が目的なのか』と問われれば『社員の幸せ』でしかなく、売り上げ(利益を出すこと)は、そのための手段でしかない。社員への給与=人件費を増やすことが目的だという当たり前のことを続けているだけ」と話してくださいました。


寛司さんの勉強会には、塚越社長が出席くださいます

トークセッションの後半は、塚越社長の隣に社員2人が加わりました。

HMさん(入社8年目 女性 経理部門)は、入社前後で「思っていたことと違う」と感じたことはなく、むしろ、思っていた以上に、心地の良い職場環境だと思ったと、話してくださいました。営業アシスタント業務から、育児休業などを経て、今は経理部門にいるそうで、子どもがまだ小さいので、朝早い時間からの清掃活動にはなかなか参加が難しいものの、プライベートの状況も、周囲が理解してくれているので、無理なく出来ているということです。

MHさん(入社2年目 男性 開発部門)は、就職活動ではじめて本社を訪れた際、リクルートスーツで売店に立ち寄ると「お疲れ様でした」と声をかけられたのが嬉しくて、それが入社の決め手になったそうです。先輩たちにも恵まれていて、先日も、少し遅くまで残っていたら、上司が「何か手伝えることはある?」と声をかけてくれて「特にありません」と答えたところ、気づいたら、実験の道具を上司がそっと洗っていてくれていたというエピソードを話してくださいました。

朝の清掃、朝礼、トーク&トークを味わった後、レストランで食事を済ませ、午後は寛司さんのリードで、ふりかえりの時間を取りました。

班に分かれて振り返った後、個々に気づきをシェア


参加の皆様の感想を一部、ご紹介します。


・社長がとてもフランクで、社員の皆さんとの関係性が見ているだけでわかりました。

・500人の組織で、ひとりひとりがこんな風に思いやりを持てるのであれば、私たちの組織でも出来るはず。よいお手本を見ることが出来たので、これからが楽しみですし、また来たいです。

・朝の掃除、ついつい他の社員に強要しがちだったけど、まずは自分がやることからだと気付きました。帰ったら少しずつ、やっていきます。

・志を持った人には、パワーがあるなと感じました。

・社員みんなが家族って、こういうことなんだなぁとわかりました。

・ついついリーダーとして、力んでしまうのだけれど、力んでしまうと、社員はついてこないんだろうなぁとわかった。


史上最年少参加者の「はるくん」は、まだおしゃべりも出来ませんが、訪問勉強会の間、一度もぐずることなく、ずーっとご機嫌でした。赤ちゃんだからこその感性で、かんてんぱぱガーデンの、そして参加者みんなの雰囲気を、感じていたのかもしれませんね。


はるくん(8か月)と寛司さん


またぜひ、ご一緒しましょう


次回、「あり方塾」主催の訪問勉強会は、10月30日(水)31日(木)の西精工(徳島県)の予定です。

文責)橋本恵子


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