続けるコツ〜仕組みとか、仕掛けとか〜
「続けることが苦手です!どうしたら、続けられますか?」
よく、質問されます。
どうやら「続けられる人」だと思われているようです。
でも…実は、私自身、幼少期を振り返ると
「何をやっても長続きしない」と
一つ年上の姉と比較され、母によく言われていました。
そろばんも、習字も、ピアノも
ぜーんぶ「そこそこ」で
頭角を現すことは一度もなく(笑)
「負けず嫌い」の姉が
珠算の全国大会に出場したり
学校代表でピアノ演奏したりするのを
うらやむでもなく
「すげーなー」と素直に思って眺めていました。
すると、また、母からは
「けーこは負けて悔しくないの?」と
叱責されるという…悪循環
今ではよい思い出です。
あ、話が逸れましたね。
どうしたら「続けられるか」ですね。
そんな私が「続ける」コツを、書いてみます。
自分にフィットする「目的」を徹底的に考える
例えば、私の場合、3年前から朝のジョギングを続けています。
晴れていれば、ほぼ毎日
近所の運動公園を2周(5~6キロ)走ります。
きっかけは、やはり50歳を過ぎてからジョギングを始めた姉が
私の52歳の誕生日に
ジョギングウェアを贈ってくれたことです。
目の前に「ジョギングウエア一式」がありました。
でも、これだけでは、続けられません。
続けるためには、まず
何のためにそれが必要か
自分にとっての「目的」を徹底的に考えます。
私の場合、「体力づくり」と「ストレス解消」
さらには「生活のリズムを作るため」でした。
「レースには出ないの?」とよく聞かれますが
幼少時のエピソードでもわかるように
誰かと競い合うことには、基本的に興味がないので
「レースに出る」は私の目的として合致しません。
ちなみに姉は「レース」や「タイム」「距離」に
そそられるそうです。
「けーこも出ようよ〜」と何度も誘われていますが
興味が全くないので、断り続けています(笑)
「目的」は、みんな違ってOK。
でも、自分に合うのかどうかを徹底的に考えることが
大事だと思っています。
仕組みや仕掛けに「楽しみ」や「ついで」をプラス
目的が明確になったら
そのために「仕組み」とか「仕掛け」を考えます。
私の場合は、まず時間の確保から考えました。
どの時間帯なら、組み込めそうか。
あまり無理なく、それが苦しくならないように
自分と対話しながら「朝」の時間を設定しました。
個人事業主で、子どもも自立しているので
比較的自由なことも奏功していると思います。
6時起床で、近所の運動公園まで約1キロ
下り坂を駆け下り、公園を2周すると、約5キロ!
途中、一か所だけ「富士山」を望むスポットがあります。
そこで「写真」を撮って
離れて暮らす家族に生存確認のLINEするのも
「楽しみ」であり「仕掛け」のひとつです。
さらに「毎朝1投稿」と「週1音声配信」も
組み込んでいます。
タイムプレッシャーをかけながらの
Facebookの毎朝「一投稿」は
制限時間を約10分と決めて
その日、走りながら感じたことを言語化します。
基本的には公開情報なので、誰も傷つけることなく
気持ちの良い朝をシェアできることを願って
文章をUPします。
ことばの反射神経を磨くことはミッションなので
書く×走るは、続けたいことがダブルという
最高の仕組みとなっています。
ついでに、2年前からは
ジョギングの後、学区の小中学校に出向くことも
ルーティンにしました。
教育委員会から委嘱されている役割を果たすための
工夫ですが
「ついで」に!という気楽さも
「走る×書く×学校支援」という
いつしか仕組みが進化していて
ますます、やめらんない状態になっています。
だけど、無理は禁物
でもね、大事なのは「無理しないこと」です。
マジメな人ほど、一日走れないと
「自分はダメだ」「やっぱり続かない」と
自分を責めてしまって
楽しさと辛さのバランスが逆転してしまって
結果「続なかった」・・・ということもよく聞きます。
「上手くいかない日もあるさ」
「命取られるわけでもなし」
このくらいの「ゆるさ」が大事かな。
そして「目的」は変わってもOKです。
そこに縛られると、また、苦しくなることがあります。
私自身、今は、走る目的の中に
「日光浴(光合成)」と「内省」が加わりました。
私らしい「ついで」が盛り込まれ続けています。
誰かに伴走してもらえると、続けられそう…ということも
あろうかと思います。
ちなみに私は、おばさまのための「筋トレジム」にも
通っていますが
こちらは「会費の分だけ元を取る」という「せこさ」が
いい感じのモティベーションになっています(笑)
そして大事なのは「スキ」があるか
そして大事なのは、続けるアクションの中に
「スキ」な気持ちがあるかどうかだと思います。
そのこと…あるいはその場所、そこから得られる何かなどなど
「続けたいこと」の中心にあるものを
本当に「スキ」になれたら、続くと思うんです。
私は、ナルシストだと思われるのを承知で告白すると
しかも禅問答みたいでなんですが💦💦
「続けられている自分」がスキです。
昔から「自信がない」が口癖でしたが
「早口言葉」とか「発声練習」とか
「会社員生活」とか「書くこと」とか
続けていれば、必ず身に着くことがあることを知ったので
「続けられている自分」を
唯一、自分を信じられることだと思うようになり
いつしか好意的に受け容れられるようになりました。
何かヒントがあったとしたら幸いです。
それぞれの「心地の良い続け方」が
見つかるといいですね。