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なんで女の子はウチラと使うのか

こんにちは!noteも2回目の投稿です。

今回は高校生くらいの時から思っている私の仮説について書いていきたいと思います!

テーマは女の子の一人称複数形についてです。

突然ですが、皆さんは人と話すときに一人称を表す言葉は何を使いますか?

シチュエーションによって使い分けはあると思いますが、男性ですと「俺」「私」「僕」「おいら」「わし」「わい」などがあるでしょうか。次に女性ですと「私」「あたい」「うち」「花子(自分の名前を使う)」などがあるでしょうか。もちろんここに挙げているのは私がパッと思いついたものなので、本当に日本語の中の極々一部だと思いますが割と使われがちな言葉だと思います。そんな中で、今回取り上げたいのが「ウチ」です!!

小学校くらいの頃からの記憶をたどってみると、小中高どこでも必ずクラスの中に一人称をウチで言う女の子が私の身の回りにはいました。

「ウチはそういの好きじゃないから!」

「ウチは後から行くから!」

「ウチと付き合いたいの?」

などなど

こんな感じで適当に文を作ってみましたが、恐らく読者の方の中にも一人称をウチで使っている方(使われていた方)、もしくは周りにいた人を思い出した時にウチを使っていた人がいたのではないでしょうか。

さて、ウチという言葉を漢字で表すならば、真っ先に思いつくのが内だと思います。

キャ

Googleで内の意味について調べてみると上のような意味なります。まあ、私達がイメージするとこの意味と相違ないと思います。

では、なぜウチという言葉が一人称として採用されるようになったのか。これについて持論を展開していこうと思います!

最初に触れておきますが、私は大学を含め全く言語学?や言葉の成り立ちなどについて専門的に学んだことがありません。ですので、ここから書くのは勝手な想像ですので、参考程度に読んでみてください!

結論から言うとウチという言葉を一人称で使うという事は他者との区別をはっきりさせるという意図が使い手に意識としてあるのではないかと考えています。上記の内の言葉の意味からも内は何かの中(一定の範囲内を区切る)を意味するもので、一人称においては自分という存在をきっちりと他者との間に線引きさせる狙いがあると思います。もちろん、仲の良かった友達や親や姉妹などの身近な人が使っていたから使っているという人もいるとは思いますが、ウチは他の一人称以上に他者との区別をはっきりさせているように私は印象として感じています。次に一人称複数形としてウチラについて触れてみたいと思います。

「ウチラはあっち行ってるから~」

「ウチラの分も頼んどいて。」

こんな感じでウチラという言葉を使っていた人が読者の皆さんの周りにいませんでしたでしょうか。恐らく多くの人の身の回りにいたんじゃないかと思います。では、なぜ彼女たちはウチラを使うのか。

*念押しにもう一度。私は言葉について専門的に学んだことがないので、全くの個人的な仮説です。

その理由は日本人の女性にとって仲間から離脱することはDNA的に最も恐れることだからです!

いきなりDNAなんて何を言い出すのかという方もいらっしゃるでしょう。

ちゃんと順を追って説明したいと思います。

まず、以前聞いた話なのですが、はるか昔私達の祖先が狩猟をして食べるものを得ていた時代の男女間の役割は男性は一人で狩りに行き、女性は男性の帰りを待って他の女性と上手くコミュニケーションを取り共同で様々な作業をしていたそうです。もちろん、男性の狩りがいつも一人で行われていたかと言えばそうではありません。ただ、ある程度のサイズの動物であれば一人ないしは少人数で狩りができると思いますので、女性よりは他の人とのコミュニケーションに対して重要性が低かったそうです。反対に女性は男性が獲物を連れて帰ってくることを他の女性とともに待っているため、必然的に密なコミュニケーションが必要になり、生きていくためには周りの女性から嫌われずに立ち振る舞う必要がありました。もしも、コミュニティから追い出され、夫が獲物を安定して取れなくなったとしたら、その家族は餓死してしまうリスクがありますので。

つ・ま・り、女性は現代社会だけでなく、いつの時代も安定してコミュニティにいる必要(仲間外れにならないこと)があったということです!

もちろん、コミュニティに必要以上に属さない女性もいますし、現代は価値観の多様化で色々と人間関係も変化がありますので、女は群れる・男はさばさばといったバイアスのある見方は見直さなくてはいけません。

ただ、そうはいっても私の体験から言っても人間関係やコミュニティの中での揉め事は女性の方が多いと思いますし、コミュニティでの細かな立ち振る舞いは男性以上に女性の方が求められるケースが多いのではないかと思います(子どもができれば他の子どもの親との付き合い、子どもがスポーツチームに入ればそこでも他の親との付き合いなどなど)。

で、話が逸れましたが、なぜ女性はウチラという言葉を使うのか。それは自分が属するコミュニティをはっきりとさせることで、安心感を得たいからだと思います。ウチラ(内ら)という言葉を使うことでそこには必然的に自分を含め2人以上が入っており、言葉により強いコミュニティがあることが担保されます。冒頭でも触れましたが内はある中を指し示す言葉であり、ウチラ(内ら)と使うことで、他者が侵すことの出来ない領域が作れると思います。つまり、私達やあたい達といった言葉より、ウチラは明確にコミュニティを表せるのです。

最後に

ここまでつらつらと書いてきましたが、お付き合いいただきありがとうございました!正直、文中でも度々触れてはきましたが、私には言語学や言葉の成り立ちに関してのたしかな知識はありません。また、はるか昔の男女の役割についてもどこかで聞いたな程度の知識であり、きちんとしたものではありません。そんな中で色々と体験に結び付けて持論を展開しているので欠陥も多いと思いますし、色々とご指摘いただく内容であるかもしれません。ですが、ウチラという言葉を使うことでそこには私達などの言葉とは異なる、他のコミュニティや周りの人と強い差別化を図る意図があるように私には感じてなりません。この違和感について自分なりに論を展開しましたが、もしもウチラという言葉について何か知ってらしゃる方がいらっしゃいましたらコメントお願いします!

*女性の見方に関して今回記述しましたが、一切女性差別などの意図はありません。もしも、そうした印象を当記事から抱いた方がいらっしゃいましたら、そうした意図はないということをご了承いただければと思います。性別に関係なくすべての方が幸せに暮らせる世の中がより出来ていくことを心より願っておりますし、一早大生として豊かな社会の実現に向けて貢献していきたいと思います。

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