橋本士郎

1973年4月熊本県人吉市生まれ。心理カウンセラー(公認心理師・元臨床心理士)をやりな…

橋本士郎

1973年4月熊本県人吉市生まれ。心理カウンセラー(公認心理師・元臨床心理士)をやりながら、大学院の博士課程にも在籍しています(修士・教育学・東京大学)。実家では猫を32匹飼っていたことがあります。趣味といえばガンプラで部屋にはプラモデルが溢れています。

最近の記事

発信する「専門家」のレベルと内容

私にも専門分野っぽいのがあるが、その専門分野で発信している人たちで人気がある人たちというのは、まったくもって専門家レベルではない(笑)。 まあ、私の嫉妬も入っているとは思うが、それを感じて以来、では自分の専門外で発信している専門家の質も有名どころは、そうとう低いのではないかということだ。 もちろん専門家の間でも一目おかれるレベルの人たちで発信している人たちもいるのだが、得てして「不人気」である。 となるとテキトーなことを言って人気だけある専門家が目に触れやすくなり、ドン

    • 匿名の査読者もまた共著者

      どこかで見て忘れてしまったのだが、論文の投稿時に査読してもらう人も共著者であるという文章を読んだことがある。 なるほどなと。理系の論文のように共著者がズラズラとならぶ(共著者のh指標も上がるらしい(笑))のとは異なり、文系の論文は共著者はいないので、そもそも単著ばかりである。 しかし、指導教員や投稿時に査読者が居るので、基本、 ■ 本人、指導教員、査読者1、査読者2 の4人で書いているという見方もあるのである。となると一体どこまで本人が書いているのか不正(?!:特に指

      • 「話して気持ち良かったな」と感じた時は負けている

        二人で話す時、またはそれ以上の人数で話す時、話が終わって「ああ、楽しかった」と感じるときは、おそらく自分が話し過ぎた可能性が高いとみて良い。 つまり、相手が聴き役になってくれたからこそのその状態なのだ。自分が楽しかった代わりに相手は楽しくなかったかもしれない。 私は話して気持ちよかったなと感じることはほぼないのだが、極稀に、カウンセラー仲間と話したあとで、そう感じることがある。 あれは、私の負けである(笑)。あちらが上手に私の話を聴いてくれたからこそのその感想なのだ。

        • スピリチュアル化の条件

          「全ては必要、必然、ベスト」「全ては神の思し召し」「この世は愛で溢れている」などなどスピリチュアルな考え方になっている一群の人たちがいる。 そういう人たちをみていると成功しかつお金の心配がなくなるとそうなる人が多い印象である。 確かに全てを必然とみるか偶然とみるかは主観というか趣味の領域にあるので、人間、どちらかの見方に強弱はありそうである。 私は偶然観の方が強いので、スピリチュアル化した人たちを眺めると、「ピー」に思えるのだが、私も晩年に「全ては愛である」とか言ってい

        発信する「専門家」のレベルと内容

          年とともに低欲望になっていく

          最近、物欲がなくなっていくのを感じる。 買うものと言えば、買い替えものばかりの印象だ。 お陰で意図せずしてお金が貯まっていく。 よく年収250万円とかでも生活できる云々の話があるが、今の私なら十分可能のような気がする(笑)。 旅行とかにも行かないしね。 これまでは書籍の購入に最も注ぎ込んできた可能性があるが、それも十分に購入した感じもあるし、読みたいと思える本も特に出てこない(笑)。 金銭的な意味で低欲望は効率が良いような気もするが、これは何らかの神経伝達物質が枯

          年とともに低欲望になっていく

          目標にまつわる清原和博の言葉

          いつだったか清原の特集があった。 その中で印象的だったのが、「選手生活中にマスコミに叩かれていたときも辛かったけど、目標がない今はもっと辛い」という内容の話をしていたときだ。 そのときはもう引退していたので、そういう言葉が出たのだろう。 FIREした人たちも、不労所得で生活できるようになってしばらくは楽しく過ごせるみたいだが、しばらくすると退屈で仕方がなくなる場合が多いという。 まあ、そこまで大金を稼いだりマネジメントしてきたりしたということは、それ自体が目標になって

          目標にまつわる清原和博の言葉

          心理界隈のヒエラルキー

          どの界隈にもヒエラルキーがあると思うが、私が考える心理界隈のヒエラルキーを書いてみようと思う。 1.公認心理師+東京大学教授 2.公認心理師+有名大学教授 3.公認心理師+Fラン大学教授 4.公認心理師+常勤 5.公認心理師+非常勤 【雑魚】 圏外 公認心理師なし とまあ、こんな感じだろうか。公認心理師にプラスして何があるかが問題となる。私は5【雑魚】なので、かろうじて「人」扱いしてもらえるレベルということになる(笑)。 ただ、では、1になれば無敵なのかという

          心理界隈のヒエラルキー

          多摩動物公園:4日、5日無料開園日

          いよいよこの季節がやってきた。 私は毎年多摩動物公園に行っている(上野動物園もこの時期に無料開園日があるはず)。 昔は色々とぐるぐる周っていたものだが、最近はレッサーパンダだけ見て帰るという感じだろうか。 園内のバスに乗って頂上付近へ行き、そこでレッサーパンダを見て直ぐに下山(?!)するみたいな。 ただ、書いていて思ったのは、久しぶりにグルグルと周ってみようかなと。 いずれにせよ、毎年恒例なので楽しみである😊。

          多摩動物公園:4日、5日無料開園日

          2本めの査読付き論文を目指して

          1月中旬に1本目の査読付き論文が決定し、既に4ヶ月が過ぎているが、まだ2本めの草稿が完成していない。 1本書ければあとは「指の運動」「単なる作業」で100本書いたも同然と思っていたが、事はそう簡単には運ばないようだ(笑)。 ゴールデンウィーク明けには、何とか指導教員に提出し、8月末の締め切りの雑誌への投稿を目指したいと思う。 えっ!?なんですって?!それだと今年度の博士号は無理じゃないかですって?! ありゃこれまたあああ!!!

          2本めの査読付き論文を目指して

          有名人気分を味わってみて

          YouTubeの効果が大きく、心理界隈の研修やイベントに行くと、色んな人に声をかけてもらえる。 これはYouTubeをやっておらずBlogやTwitterだけやっていた時でもあったことはあったのだが、極稀に、という感じだった。 本や論文も少々書いてきたが、誰も読まないその類の威力(?!)とは比べ物にならなかった(笑)。 ただ、有名になったことは(と言ってもたかがしれているが)、良い気分は良い気分なのだが、何だかそういう状態は、個人的に、あまりかっこよくないのだ(笑)。

          有名人気分を味わってみて

          51歳が考える、なぜ結婚しないのか

          なぜ結婚しないのか・・・、しないというよりできないような・・・(笑)。 それは今回は置いておいて、個人的に想うのは、結婚生活がとてもめんどくさそうだということだ。 まずもって自分のペースが保てなそうというのがある。相手がいる以上、こちらも相手に合わせる必要があるだろう。それは価値観もそうだ。 そこで自分を保とうとするのは単なるわがままだろう(笑)。 あとは、そのとき「良い感じ」で結婚しても、各々のステージが変われば、自ずと「合わなくなる」可能性がありそうだということだ

          51歳が考える、なぜ結婚しないのか

          Blogの懐かしい感覚

          noteは、数年前に登録だけはしていて、まったく使っていなかったのだが、Blog、Twitter、YouTubeなどで知ってもらった方々がいない場所で、ネット活動を再開してみようと思って、再開(?!)してみた。 感想は、Blogを始めた頃の感覚はこんな感じだったなぁと。 閲覧者はほぼゼロで、日々画面打ちしているようなこの感覚。でも、何だか言いたいことが言えて、書き終わったらスッキリするみたいな。 私はBlogは約20年、記事は10000記事を超える記事を書いてきたので、

          Blogの懐かしい感覚

          アカデミック・ハラスメントの実態

          通称、アカハラと呼ばれるものにも何件か遭遇してきた。 あれもパワハラ同様に、果たして「した」方に非があるのかというと、どうもそんな感じがしないケースがほぼ100%のような気がしている。 要するにパワハラ同様に、「された」方に能力的な問題や社会常識が欠けているため、「した」方は、「注意」をしただけか、あまりに繰り返されるので、ついつい堪忍袋の尾が切れて、怒鳴ってしまった、無視してしまった、みたいなのが実態のようだ(「されていない」メンバーもいることがパワハラ同様の証左である

          アカデミック・ハラスメントの実態

          DSM=劣等コンプレックス事典

          今は亡き、野田俊作先生がDSMは劣等コンプレックス事典であるみたいなことを言っていて「なるほどな」と思ったことがある。 アドラー心理学的には「症状」には目的がある。 その目的はライフタスク(仕事、交友、愛)に取り組むことを回避するために、症状を作り出すことで取り組めない理由づくりをすることである。 ■ 「仕事しなさい!」。仕事に行きたくてもいけません。なぜなら足が動かないからです。 ■ 「なら家で仕事しなさい!」。家で仕事したいけど仕事ができません。なぜなら目がみえな

          DSM=劣等コンプレックス事典

          昭和の日(らしい)

          今日は、昭和の日らしい。 私にとっては天皇誕生日である。 その後、みどりの日になり、今に至るらしい。 考えてみると、令和生まれの子たちが物心ついたときには、昭和生まれの我々は、我々が明治生まれの老人たちを「明治か〜」と感じたように感じることになるのだろう。 確かに年齢的にはそのころには爺になっているし、辻褄が合う(笑)。 こちらでも刻一刻と死が近づいている感が出てきた。 あ、話題は昭和の日であった。 何が言いたかったかというと、私が物心ついたときの天皇は昭和天皇

          昭和の日(らしい)

          意識高い系の生活、食事と運動

          意識高い系の人たちの生活は、食事に気をつけ、運動(筋トレ含む)もしてと、日々の向上心のみならず、意識高い生活を送っているようである。 私は意識低い系なので、食事は食べたいものを食べ、運動はしないという自堕落な生活を送っている(笑)。 まあ、これで早死一直線かどうかは、これまた生きてみないとわからない(と思いたい)。 しかし、努力もまた才能だとすると、食事や運動に気をつけた生活ができることも才能なのではないか。 意識低い系の自堕落ぶりで苦しんで死ぬことになるかもしれない

          意識高い系の生活、食事と運動