近況(le 27 décembre, 2023)

ごぶさたしております
清水寺でやっているように今年の漢字を一字選ぶとしたら「病」でした
COVID-19にはワクチンとひきこもり生活のおかげで一度もかかっていないのですが、今年はそれ以外のところで病むことが多かったです

春先にはここ2年ほど通っている近所のメンタルクリニックで、いろんな薬を試してもうつ病が治らないから、もう入院するしかないのではと言われてビビり散らかしました
結果、入院はしなかったのですが、何かあったときのために実家の親と密に連絡を取るようになりました
そしたらメンタルではなくフィジカルのほうで「何かあって」、そっちで親や妹たちとの連絡を密にしておいて良かったと思う事態に陥りました

というのも6月末と9月初めにひどい嘔吐の波に襲われて、それぞれ一週間ぐらい何を飲んでも食べても吐いてしまう状態だったのですが、
時間が経つとともに落ち着いたので放置していたところ、10月の頭、新しく紹介された夜勤のアルバイトに初出勤して帰宅したあと、ドス黒い血をけっこうな量吐きました
それで救急車に運ばれてあまり評判の良くない近隣の病院に行ったのですが、そこでは点滴して、吐き気止めを出されて、すぐ帰されました
しかし帰宅後すぐまた吐血して、一晩吐血し続けた挙句、また救急車で、今度は国立国際医療研究センターという新宿の大きな病院に運ばれました
ここでは救急病棟で一夜を明かすことになり、福島から両親も駆け付けてくれたのですが、医師から入院するかどうか聞かれて、できればしたくないと答えたところ、胃酸を抑える薬を出されて帰されました

ところがその後も何を飲んでも食べても吐いてしまう状態が続き、三連休の中日だった10/8(日)の夜に、今度は黒くなくて真っ赤な血を大量に吐いてしまい、意識が朦朧とするなか救急車を呼んで、また国立国際医療研究センターに運ばれました
このときは割と危なかったようで、もう夜遅くて親が福島から来られなかったので、都内在住の妹がこどもを預けて駆け付けてくれ、いろんな承諾(輸血とか)をしてくれました
兄としてほんとうに情けない
このときは有無を言わせず入院になり、しばらくは絶対安静みたいな状態で、おむつを履かされ尿道カテーテルを入れられ、絶食どころか水も飲めない状態で、ナースステーションと病床が同じところにある病棟にしばらく入れられていました
胃カメラをはじめ、いろんな検査をされました
そのあと救急病棟で数日過ごし、重湯しか摂っていないのに吐いてしまう状態から何とか回復して少しずつ流動食から始めて食事を摂れるようになりました
いろんな検査をした結果、逆流性食道炎のものすごくひどいやつになって、胃が食道のほうにはみ出してくるヘルニアなどを起こしていて、胃酸で傷付いた食道に潰瘍ができて出血していたため、貧血を起こしていたということがわかりました
異常に吐き気が強いので脳のCTを撮ったり、甲状腺の検査をしたりもしたのですが、甲状腺の数値はあまり良くないものの病気とまでは言えないようで、逆流性食道炎以外の吐き気の原因ははっきりとはわからないというようなことでした
そんなこんなで一般病棟に移され、10/18(水)には貧血も吐き気も良くなって何とか退院しました(このときも福島から両親が来てくれました)

その後一度、入院中からメンタルクリニックの薬を飲めておらず、また入院先で薬を減らすことを提案されたこともあり、処方される薬が減ったのですが、そのことでひどい離脱症状を起こしてまた国立国際医療研究センターに救急搬送されたのですが、このときは特に問題ないとのことで普通に夜の11時とかに帰されました(しんどかったけど徒歩と電車でひとりで帰りました)
離脱症状に関しては、そのあとメンタルクリニックの処方を元に戻してもらったところ出なくなったのでひとまず安心です

11月、一度予後を確かめるため国立国際医療研究センターに検査に行くも特に問題なく、その後はメンタルクリニックでついでに胃酸を抑える薬と吐き気止めを出してもらっています
吐き癖のようなものがついてしまったようで、少し食べすぎるとすぐ吐いてしまうのですが、何とか吐血まではせずに今日まで過ごしてきました
そんなわけで春と秋に入院しかけたり本当に入院したりして、病気に振り回された一年でした

3月の頭に3冊目の本となる歌集『霊体の蝶』が出たので(3冊とも自費出版ではなく商業出版なのがありがたいところ)本当ならそっちのほうが今年の個人的大ニュースになるはずだったのですが、吐血して死にかけたほうがインパクトが強くて印象が薄れてしまいました
来年は健康に過ごしたいものです
皆さまも心身ともくれぐれもお気を付けてお過ごしください

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