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祝・『ダンキラ』3.5周年!推しへの解像度を上げるために滝行をしてきた

『ダンキラ!!! - Boys, be DANCING! -』リリース3.5周年、おめでとうございます!

3周年からの半年間、「ダンキラ×横須賀コラボグルメスタンプラリー」カラオケの鉄人&まねきねこでのコラボなど、リアルイベントが盛りだくさんでした。
黒色スーツの新規イラストが発表されたときには一瞬でアドレナリンバーストした記憶があります。

さらに3周年記念ボイスワークスのアレンジ版といった思いがけない供給も。
こうして『ダンキラ』を全身全霊で楽しんだ私が行き着いた先は……滝でした。

推しへの解像度を上げるため、ついに滝行をしてしまったハシビロコと友人コーチ。
今回は体当たりで挑んだ滝行のレポートをお届けします。

そうだ、滝行をしよう

事の発端は一通のメッセージ。
三千世界の源光国推しのコーチから「一緒に滝行しない?」と、お誘いが届きました。

光国といえば滝行。公式プロフィールの趣味欄に「修行(特に滝行)」と書かれているほどの常連です。
そんな光国への解像度を少しでも上げたい友人コーチ。ついに初心者でも気軽に参加できる滝行を見つけてきたそうです。

聞くところによると、小物や衣装の持ち込みもOK。
しかも写真や動画の撮影も自由にできるとのことです。

「滝に打たれれば、三千世界メンバーの気持ちがわかるかも?」と、滝行中の感覚や、何度も滝行に挑む光国たちの心境に興味を抱いた私。
二つ返事でOKし、9月上旬の日程で滝行体験の予約をしてもらいました。

金太郎ゆかりの地で滝行

緊張と楽しみでドキドキしながら迎えた滝行当日。
滝行を主催している足柄修験の会の方が車で送迎してくれるとのことで、新松田駅にやってきました。
ちなみにこの日の参加者は13人程度。男女比は半々でした。

ワゴン車に乗り30分ほど走り、足柄峠にある「夕日の滝」をめざします。

起伏の多い山道を進み、大きく「滝行」と書かれた小屋に到着。
ここで貸してもらった空手着に着替え、滝まで歩いていきます。

今回訪れた夕日の滝は、金太郎でおなじみの坂田金時ゆかりの地。
金時が生まれたとき、産湯に夕日の滝の水が使われたそうです。
そんな言い伝えが残る場所とあって、滝周辺には観光客の姿も。
観光したい気持ちをぐっとこらえ、目の前の滝に集中するための準備をします。

滝行前には不動明王像と阿弥陀如来像へのお参りや、塩と酒を使ったお清めをします。酒は口に含まなくても大丈夫なので、アルコールに弱い私のような人でも安心です。

ひととおりの準備が終わったら、いよいよ少人数のグループに分かれて滝へ。
近くに来ると想像以上の水量や風圧に、腰が引けそうになりました。

滝の中心で推しの名前を叫ぶ

この日の水温は19度。
まだ温かいほうではあるものの、足を入れた瞬間に「寒い!」と鳥肌が立ちます。
ケガ防止のために履いている靴の中にも容赦なく浸水。水温に慣れるまでが大変です。

プールに入るときと同じように、脚、腰、肩、頭、と順番に水に浸かっていきますが、まだ寒い。
しかし全身びしょ濡れで外に出ると余計に寒いので、もう滝に入るしかありません。

ここで重要なのが場所選び
滝をよく見ると、水量の多い地点と少ない箇所があります。
上級者は水量のもっとも多い場所に行っていますが、初心者に無理は禁物。
最初は水煙の少ない地点に向かいます。

いざ、気合いを入れて滝の中へ。
すると頭上からひっきりなしに水が落ちてきました。
「冷てえええええええ!」と叫びたくなりますが、ぐっと我慢。口を開けたとたんに水が入ってくるからです。
水の流れる音にひたすら耳をすまし、流されないよう竹の棒をつかんで直立姿勢に。
水を首で受け止めてしまうとケガをするおそれがあるので、頭と肩を滝に向かって垂直にします。

水流が弱まった隙をついて目を開けると、滝の向こうに広がる山の景色が。
滝行を見ている観光客もいますが、意外にも気になりません。
周囲の声もあまり聞こえず、水の音だけが大きく響く空間。これなら推しの名前を叫んでもばれなさそうです。

水圧に慣れてきたのか、推しの名前を声に出したおかげか、徐々に薄れていく滝への恐怖心。
ただし長時間口を開けていると水が入ってきて息ができなくなるので注意です。

だんだんと滝行ハイになってきた私と友人コーチ。
休憩を挟みつつ、滝に引き寄せられるように上級者向けの場所にも自主的に挑むようになりました。
一番水量の多い箇所は、水圧と風圧も段違い。近づこうとするだけで吹き飛ばされたため、私はその隣の水量の少ない地点で滝行をしました。
友人コーチはめげずに再挑戦。感想を聞くと「息ができなかった!」と即答してくれました。

滝行後、もやが晴れたかのようなすがすがしい表情になっていた私たち。
大自然と一体になるような、頭の中がスッと澄んでいくような不思議な体験でした。
光国が言っていた「滝行は実にいい」とはこういうことか、と納得。
残暑の心地よい風に身体を乾かされながら眺めた滝は、何倍にも美しく見えました。

源光国のここがすごい


最後に、滝行をして気づいた源光国の「ここがすごい!」ポイントを紹介します。

石の上でもびくともしない体幹


実際は竹の棒を杖代わりにしていても、水流で身体が持って行かれそうになります。
しかも滝の下にある石は滑りやすいものが多く、登るだけでも一苦労。
鍛えられた体幹がなければ、座禅のようなポーズで滝に打たれることは難しいでしょう。

滝の中でも見開かれた目


常に大量の水が流れてくる中で両目をしっかり開くのは意外と難易度が高かったです。
濡れた前髪も邪魔になるので、光国のようにハチマキでまとめておくのは理にかなっているかもしれません。

水滴の痛みにも動じない精神


まとまった量の水がかかる肩や頭よりも、水滴が飛び散る腕のほうが痛くなりました。
拝んでいるポーズの光国も、腕はかなり痛いはず。
それでも集中力を切らさない、強靱な精神力を思い知りました。

滝行を経て、推しの長所を再認識した私たち。
滝を見るたびに「あれは上級者向け」、「打たれるならあの部分がよさそう」と話すほど、滝行の魅力を実感してしまいました。

一度味わうと、また行きたくなってしまう滝行。自己責任ではありますが、源覚心流門下生の気持ちを体験したい方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

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