決め手は何か
洋服に限らず言えることですが、何か決断をする時には「決め手となる理由」が必ずある筈で、それが見つかったり少しでも背中を押せるような機会、ツール、人間が "nariwai" や "note" 、"私達" であれば良いなといつも思う。
時に見方を変えると、決め手となる何かを見出した物だけが店頭には並び、共感して頂ける方に渡るという循環が理想とも言えるセオリーな訳ですが、この「共感」は簡単な事ではありません。
当然ですがファッションに対する価値観は千差万別で、そこに求める意味や目的が多少なりとも異なる中、そこに私達が見出した「何か」が重なることでようやく共感が生まれ、そして後の選択に繋がるように思います。
先日のこちらも然りですが、今の時期はTシャツと上物の関係性がまだまだ色濃く楽しめるとこちら側が踏まえている。
そうなった時に、KAPTAIN SUNSHINEが手掛けるTシャツの秀でたバランス感は今のTシャツ選びにおいて大きな決め手になる筈です。
KAPTAIN SUNSHINE
Suvin Supima Tube Tee Light
White / Black
38 / 40 / 42
¥10450-
38
着丈 約70.5cm (襟付け根から裾まで)
身幅 約57cm (脇下の直線距離)
肩幅 約54cm(肩から肩の直線)
袖丈 約26cm (脇下から袖まで)
40
着丈 約73cm (襟付け根から裾まで)
身幅 約59cm (脇下の直線距離)
肩幅 約56cm(肩から肩の直線)
袖丈 約27cm (脇下から袖まで)
42
着丈 約73.5cm (襟付け根から裾まで)
身幅 約65cm (脇下の直線距離)
肩幅 約60cm(肩から肩の直線)
袖丈 約27cm (脇下から袖まで)
モデル体型
179cm 67kg
size 42
海島綿とインドのスジャータとの交配による世界最高峰の超長綿スビンとアメリカ産の超長綿であるスーピマをブレンドし紡績したオリジナルファブリック。
この高級綿素材の配合は言わずもがな抜群の着心地で、滑らかな肌当たりにまず感動する筈です。
紡績前に糸をツイストしている事で強度もしっかりとあり、それでいて洗って着込むほどに柔らかくラフな雰囲気が徐々に伴うといったある種でアメリカらしい素朴な変化も体感して頂ける素晴らしい素材感です。
そしてサイドはシームのない丸胴仕様で、袖や裾の末端の処理は90年代までのクラシカルな空気感を感じる徹底ぶり。
ゆったりとしたシルエット感は、肌離れの良さと真夏でのメインとしては十分なスペックがあり、この段階で既に優秀なTシャツであるとご理解を頂けるように思うのですが、特筆すべきはネックの仕掛けにあります。
驚く事にリブはハギなしの仕様で、凹凸が肌に当たらない分、首元の不快感は全くありません。
そして絶妙なバランスで設けられたリブ幅と高さ。
良い塩梅で首元に詰まりを与えているのですが、これがシャツや薄手のジャケットの中に忍ばせた時に見える出方としては非常に良いバランスなんです。
気温感に伴ったり、アイテムのニュアンスを活かす事で自然と成り立つ釦の開け具合やラペル間に生まれる開放感。
そこに程よく重さと高級感が加わることで帳尻が合い、ラフ感を損なずに上手くまとまる。
単体で着た時の魅力を十分理解している上で、こういったTシャツと上物の関係性においても確かな意味合いが感じ取れる事が、この1着の大きな決め手であると感じています。
是非、店頭と併せてお確かめになってみてください。
6月4日(日) 12:00 - WEB release
Write
nariwai - Yuto Hashiba
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