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街に連れ出したくなる服。



初めに自分のことを話すと、所謂テックに属するような目に見える機能的側面のある服を持っていない。


これは好き嫌いの話では無く、おそらく自分の「癖」のようなものが働いている気がしていて、初めから自然と「それじゃなくてもいいや」と洋服の選択肢から省いてしまう事が多々あります。


アウトドアをしない自分が着るとすれば、街着としてのツールとしてどう見えるのかが重要で、必然と普段着とのリンクが決め手になるのですが、そこに立ちはだかる好みの壁というのは思っている以上に大きくて、なかなか越えられない。


だから雨の日でも、ジャケットを着て傘を差すし、何食わぬ顔でスラックスも穿いている。


それで平気だと勝手に決め付けているこの考えこそが、冒頭で言っていた「自分の癖」な訳で、要は街着としての認識と上手く混ぜ合わせられない自分の器量が大きな原因なんだろうなと。


でもどこか縋りたい部分もあって、ただ自分の中におけるファッション的な意識も当然ながら大切にしたい。


このワガママな考えで求めてしまう、色で言えばグレーのような曖昧で抽象的なニュアンスを上手く洋服として体現してくれているブランドがCaledoorだったりします。









































































































Caledoor

Moleskin Coverall Jacket

Cotton 100%

Brown Beige / Navy

M / L

¥69,300- (intax)


M
 着丈 約82cm (襟付け根から裾まで)
身幅 約64cm (脇下の直線距離)
肩幅 約51cm(肩から肩の直線)
袖丈 約48cm (脇下から袖まで)

L
着丈 約85cm (襟付け根から裾まで)
身幅 約66cm (脇下の直線距離)
肩幅 約53cm(肩から肩の直線)
袖丈 約49cm (脇下から袖まで)


179cm 67kg
size L





「ランブリング(Rambling)」

イギリスに根差している大衆文化として在る
近所の散歩から自然の環境下まで幅広く
「歩くこと」を示している言葉であり、
ランブリングを日本に馴染ませる様々な解釈の基で
衣類や道具を体現しているブランドが
「Caledoor」です。


その中でも、より日常的なランブリング
(ショートランブリング)のツールとして
提案しているこちらは
60年代のイギリス製マウンテンコートをモチーフに
Caledoor独自の視点からアプローチを行い具現化された
「街歩きコート」。


そんなブランドを代表するシグネチャーモデルを
今シーズンではオリジナルのモールスキン生地で製作。

シャーリング加工を何度も行い起毛感を与える事で
防風性という機能的な側面だけでなく
鈍く光る表情感、しなやかで柔らかい風合いといった
モールスキン特有の潜在価値をしっかりと高め
そして着続けていく中で更に深みを増していく
魅力的な生地へと昇華させています。


コート自体の機能美として
ウエストに備わっている左右のポケットは一見シンプルですが
上からも横からもフラップをめくってモノを収納することができ
その深さから500mlのペットボトルも問題なく入るといった
見た目以上の優れた収納力を備えています。


また、汗をかいてもムレを防ぎ快適に着用できるよう
背面のヨークには空気孔を施し
自然と熱を逃がす仕様。


こういった確かな機能面を
如何にもなニュアンスで見せるのではなく
街というシーンに違和感なく溶け込ませる
さり気ないバランスで編集しつつも
その出立ちはしっかりとファッショナブル。



近所から遠出先の街まで
つい一緒に出歩きたくなる1着です。





















































































































Caledoor

60/40 Cloth Fishing Jacket

Grey×Black
Green×Navy

Cotton 60% / Nylon 40%


size L only


¥49,500- (intax)


L

着丈 約65cm (襟付け根から裾まで)
身幅 約63cm (脇下の直線距離)
肩幅 約51cm(肩から肩の直線)
袖丈 約48cm (脇下から袖まで)


175cm 65kg





1980~1990年代のフィッシングジャケットをベースに
ミニマルかつ現代的なデザインと仕様で
製作したCaledoorらしい1着。


先程のカバーオールと同様、
ヨークにはベンチレーションを配置することで
衣類内の熱気と湿気を外に逃すようにし、
ポケットはフロントの計4ヶ所に加えて
後ろ見頃にも大型ポケットを配置。

折り畳み傘やタンブラーなど
手で持つような小物や
ポケットにボリューム感が生まれる道具類を収納して
両手を空けられる仕様としています。


ただ、決して目立たせる事はさせず
自然と馴染ませる。


Caledoorのさりげない配慮が感じ取れる
素晴らしいディティールです。


そして採用している素材は
コーデュラナイロンとコットン混合の
所謂60/40クロス。

濡れればコットンが膨張し糸の目が詰まる事で
生地自体に水が通りにくくなり
乾けばコットンのナチュラルな通気性が
衣類内を快適に整えるという非常に機能的な生地で、
街着としても優秀なライトアウターシェル。


更に撥水加工を施すことで
様々な天候の変化にも順応させつつ、
着込んでいくことで柔らかく変化していく
コットンナイロン独特なエイジングも
楽しんでいく事ができます。















絶妙な加減で構成しているデザインバランスにより
都会的な印象に上手く落とし込まれたブルゾン。

そして

確かな機能美を主として見せず
水面下に忍ばせて目立たせないようにしながらも
しっかりと付与させているショートコート。


確かなポテンシャルを感じさせる機能服を
街着として上手く混ぜ合わせられない
そんな自分の器量でさえも
この2品には無縁だと思わされる。


毎度ながら、いい距離感です。


是非ご体感ください。



WEB Store release
10月19日(木) 18:00



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