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CIOTA "Rigid Denim Pre-Order" at nariwai



着る人の日常が様々なカタチで洋服に刻まれていくことを『育つ』と表現したりするが、そういった変化が現れるモノや過程が堪らなく好きだったりする。


ボソボソと表面が芽吹いているニットやジャケット、色褪せた風合いのコットンやリネンのシャツ。例を挙げればキリがないが、こういった物をサラッと身に纏っている姿を見ると、不思議と『洋服を見ている筈なのに"人"が見えてくる』ように感じて妙に惹かれてしまうし、自分が所有している物であれば、そこには特別な情が湧き愛着へと変わっていく。


ファッション的な格好良さ以上に、そのモノ自体の秘めたるポテンシャルのような部分を知る事が出来たという喜びは、服好きな人にとって何とも変え難い感情だと思う。


そんな感情が芽生える洋服は数多存在しているが、最も感じ取れるカテゴリーは間違いなく"デニム"だ。


それも未洗いの無垢な状態である"リジット"であれば尚のこと。


きっと昨年の5月に開催したあるイベントを経験している方は既に共感を頂けていると思うが、嬉しいことに今年も開催させて頂く事になった、、、。


それも更にド級の内容で、、、





























CIOTA

"Rigid Denim Pre-Order"

at nariwai


11.9 - 11.10




"New Single Pocket Denim Jacket"

26 / 28 / 30 / 32 / 34 / 36 / 38

Indigo : 39,600yen (intax)

Black : 37,400yen (intax)





"New Straight 5 Pocket Denim"

38 / 40 / 42 / 44 / 46 / 48 / 50

Indigo : 29,700yen (intax)

Black : 27,500yen (intax)




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【詳細ならびに注意点】


家庭洗濯により2サイズ縮む為、
オーダーの際は家庭洗濯したサンプルでお試し頂き
サイズをご検討頂く流れとなります。


納品は来年5月頃を予定としております。


お支払いは全額、または50%分よりお選び頂き
後者の場合は納品後に差額分をお支払い頂きます。


アポイント制では無いですが
フィッティングルームの兼ね合いから
混雑した場合はお待ち頂く場合がございます。


サイズ誤差によるクレームを考慮し
店頭以外でのオーダーはご対応を控えさせて頂きます。







このイベントで並ぶデニム生地はインラインと異なり、あえて整理加工を省いた生機仕様の所謂「生デニム」。


緯糸に打ち込まれた最高級のスビンコットンがデニムとは思えない最上級の穿き心地を与え、縦糸に採用された本藍染め、硫化染めがそれぞれで異なったエイジングを魅せてくれるというCIOTA渾身の素晴らしい生地感です。


『New Single Pocket Denim Jacket』は、フラップ付きのシングルポケット、針無しのバックシンチ、フロントプリーツといった1950年代のヴィンテージで見られる"あれ”を忠実に再現したモデル。


オリジナルの個体は、年代故に着る用途が作業着に向けられていた為、着丈が短く身幅は狭い、そして腕周りもやや細いというかなり体型を選ぶバランスで、当然ながらファッション的ではないのですが、そんな側面をしっかりと考慮した上でこのモデルは製作されています。


随所で感じる嫌なコンパクトさを上手く解消しつつも、90年代的な大ぶりシルエットでは無く程よく緩さを与えたボクシーなシルエット感に変更させ、当時の「らしさ」を感じさせつつも現代的な着やすいバランスへと見事に昇華。


デニムジャケットに対する理想と憧れにしっかりと応えてくれる素晴らしい1着です。


そして『New Straight 5 Pocket Denim』は、60年代頃の古着をオマージュして細かい調整を重ねながら設計されたストレート型。


CIOTAのアイコンとも言うべきブランドを代表する逸品です。


太さをややコンパクトに抑え、よりスッキリとした綺麗なラインを演出しつつも、股上は深過ぎず浅過ぎずで心地のいい収まり具合に設定されており、ヒップ周りの適度なゆとり感も相乗して様々な体型の方にフィットする優れたバランス感がそこにはあリます。


昨年好評だったイベントではインディゴのデニムパンツのみ対象としていましたが、今回はジャケット、そして待望とも言える『ブラック』もラインナップに加わった4者による紛れもなくスペシャルな内容感です。


徐々に高まっていくスビンコットンの滑らかな質感を味わいながら、自然と自分自身の痕跡が残っていく本藍と硫化染め独特の経年変化。


如実に『育っていく』過程を是非ともお楽しみ頂ければと思います。


また、初日の11月9日はデザイナー荒澤氏にも在店して頂きますので、製作に関する様々な事柄も併せてお楽しみください。


ご予定の合う方は是非この機会にお立ち寄り頂けますと幸いです。


皆様のご来店を心からお待ちしております。




筆者
nariwai store manager
橋場 祐人
(通称がまお)


〒980-0014
宮城県仙台市青葉区本町2-6-23
ビブレスタオフィスビル2F
022-796-2240
nariwai-online.com


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