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特定の人に鋭く刺さる名品



確か去年の8月頃、時期としては晩夏だったと思います。

その時期はこれしか着ていなかったんじゃないかなと思うくらいに頼りに頼って着ていた洋服があって、自分の嗜好的な着方にドンズバで決まっていた事を十分に感じでいた分、「もっと早く着たかった」とも思っていました。

ここで言う「もっと早く」を少し咀嚼して話すと、春を迎える時点で既に持っていたとしたら間違いなくもっと頼っていただろうなという大きな期待が込められています。

この経験後に今季の展示会が予定されていて、もしもこの素材感かつ同様の立ち位置で展開されているのであれば、必ずお店に並べたいとほぼ確で決めていたのでその通り忠実にオーダー致しました。

先に結論を言いますが、夏に半袖は着たくないけど気軽に袖を通せるカットソー的な奴は欲しいっすと思っている方はこれマストです。











blurhms

C/Silk Nep Baseball Raglan Tee


cotton 58% silk 42%


Charcoal
Ivory
Ivory × Charcoal

3 / 4


¥19800-


懐かしい空気感が漂うラグラン仕様のベースボールTシャツをベースに、贅沢な素材感とblurhmsらしいファッション的なバランスが垣間見える一枚。


蚕が自ら繭を割って出てくる事で得られるローシルクは、繊維の断面から生まれる独特のネップが生地に表情を与える反面、その滑らかさが故にダレ感も発生してしまうデリケートな扱いが求められる高級繊維です。

そういった特性を考慮し、単純にコットンを混在させる手法では無く、シルクを支えるように綿を走らせる事でネップ感と滑らかな質感を残しながらもしっかりとコシを与え耐性を持たせた、非常に優れた生地バランスに昇華しています。



どこかで聞き覚えがあるかと思いますが、先にご案内していたこちらも同素材同色なので、既にお持ちの方は上記のようなアンサンブル合わせがかなり推奨出来ます。


こういった素材感は夏場に1枚で着る事にも不快感を憶えないので、その特性を更に引き出すかのようにシルエットは適度にリラックスフィット。


アームホールと身幅はゆとりを与えつつ、袖はほぼ10分丈で裾は緩やかなラウンド型。俯瞰して見ると不思議とオーバー過ぎない絶妙なバランスです。

加えて、肌との接着度が高いリブは驚愕のシルク100%でゴワツキは皆無。裾は丁寧にパイピング処理がされてあってしっかりとした収まりが見て取れます。





シルク42%ともなれば夏と言えども確かな快適さを有し、蒸れにく熱気を逃す、いわゆる温湿調整に長けている素材である事は周知の事だとは思います。

少しファッション的に捉えてみると、一見オーバー寄りな物も生地の落ち感から決して羽織りの邪魔にはならない。ネップともなれば、表情に陰影が生まれる事で垢抜けた印象になり、同じ色彩でも良い違和感が出ますよね。

おそらくこの辺りは同色で既に何かしら洋服をお持ちだと思いますので、何の気無しに合わせて見てください。

既に数点、店頭で動きが見られますが、ご準備できる在庫分は下記日時でWEBに掲載と致します。

特定の方は是非ご検討ください。


ps :
パンツに紺、生成り系の出番が多い私は
左端の2トーンを狙っている。



3月30日(木) 18:00 - web release



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nariwai - Yuto Hashiba

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