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家なしになっての銭湯と車中泊。

前回は急に現在の心境を書きたくなったもので、話が飛んでしまいました。

今回はまたお話を戻したいと思います。よろしくお願いします。

山梨、長野に相談に行き、家なき子になることを決めました。

朝、安曇野の地球宿を出発して高速を使い、そのまま住んでいる川崎へ。アパートの解約を一日だけ延ばしてもらいました。

休む間もなく片付け、7年程も住んでいたアパートが出てみれば、あっけないもんです。

だけど、感傷に浸る間もなく移住しようと思っていた地域の近くの廃材エコヴィレッジで自分の主宰上映会あり、藤野に向かうことに。協力して下さった、来て下さった方には本当に感謝です。

このときは家もこちらに移って、住んでるつもりがまさかの家なき子になってるとは思いもしませんでした。人生ほんとうわからないものです。

ココから旅に出るまで、荷物や書類の整理やら、出発までちょっとバタバタがあったのですが、話としては面白くないと思うので早送り→→→

その後、出発準備の為、都内で一泊車中泊→藤野で廃材エコヴィレッジに再度一泊→北杜市でカフェで知り合った方のとこへ訪問→諏訪湖のゲストハウス一泊→安曇野の農家さんへ滞在。

と言う順番を辿ったのですが、印象に残ったのが、車中泊と家なしになって初の銭湯。

車で布団を敷いて、寝ることは初でした。軽自動車なので、狭いのですが、案外、ゆっくり寝れる。寝るトコないときは車で寝れば、問題ないじゃないかと安心感になりました。

何でもやってみるものです。多分、その小さな積み重ねが生きる上で大事なことなのかもしれませんね。

都内で一度荷物整理をした後、汗を掻いたので風呂に入りたいのですが、家がない。ボクは無類の銭湯好き。東京でも旅先でも銭湯にはよく入るのです。

すると、やはり目指すは銭湯。

道中でひとっ風呂を浴びました。湯船に浸かり、顔にパシャパシャッとお湯をかけ、タオルを頭に乗せ「ふぅほ〜」思わずため息。こんなに気持ちのよい風呂は初めてだったかもしれません。

大袈裟かもしれないですが、「生きてるって、素晴らしいなぁ」ぐらいの感動を覚えました。  

そして湯に入りながら、帰る家がないんだなぁと考えたりして、何とも不思議な感覚でした。

無くすことで入ってくるものがあるとはよく聞きますが、経験をどう感じられるかってものも大切かもしれないなぁと感じました。

起きた出来事は変えられなくても、それを生きる糧にすることはきっと誰にでも出来るはずです。

次回は安曇野でお世話になった農家さんのお話を書こうと思っています(もし、内容が変わったらごめんなさい)

やっと内容が家なし旅の話にでき、動き出すことになりました。また次回を読んで頂けたら、嬉しいです。

それでは、また次回。

つづく。

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