ALTA-E-1.2.1 (K2) テスト自動化プロジェクトの技術的成功要因を特定する


テスト自動化アーキテクチャ(TAA)

  • TAAは、対象ソフトウェア製品のアーキテクチャと密接に関連している

  • 機能要件と非機能要件を明確にする必要がある

  • 保守性、性能、習得性を考慮して設計される

  • SUTのアーキテクチャを理解しているソフトウェア技術者を関与させることも有用である

SUTの試験性

  • SUTは自動テストの容易さを考慮して設計する必要がある

  • GUIテストの場合、可能な限り多くのGUI操作やデータをGUI画面構成から切り離さなければならない

  • APIテストの場合、テストを行えるようにするため公開されたクラス、モジュール、コマンドラインインターフェース数を増やさなければならない場合がある

  • SUTのテスト可能なパーツを最初のターゲットにする必要がある

  • 成功要因は、自動テストスクリプトの実装しやすさにある

テスト自動化戦略

  • 現実的で一貫性のあるテスト自動化戦略では、SUTの保守性と一貫性に対応する

  • SUTの既存部分と新規部分に対して、同じ自動化戦略を適用できない場合がある

  • コードのさまざまな部分に自動化戦略を適用することのコスト、利点、リスクを考慮する

  • ユーザーインターフェースのテストとAPIテストの両方を自動化する場合は、結果の一貫性を考慮する必要がある

テスト自動化フレームワーク(TAF)

使いやすく、ドキュメントが充実しており保守性の高いテスト自動化フレームワーク(TAF)を維持することにより、自動テストに対して一貫性のあるアプローチをとることができる。
使いやすく保守性の高いTAFを作るためには 、以下のことを行わなければならない。

  • レポート機能を実装する

  • 簡単なトラブルシューティングを可能にする

  • テスト環境に適切に対応する

  • 自動テストケースを明文化する

  • 自動テストをトレースする

  • 簡単な保守を実現する

  • 自動テストを最新の状態に保つ

  • 導入の計画を立てる

  • 必要に応じてテストを削除する

  • SUTの監視と復旧を行う

行うべきではない事項

  • インターフェースの影響を受けやすいスクリプトを作成しない

  • データの変更による影響を受けやすい、または特定のデータ値に大きく依存するテスト自動化を行わない

  • コンテキストの影響を受けやすい自動化環境を作成しない

練習問題

  • Question #2 (1 point)

ISTQB® Test Automation Engineering Syllabus
Specialist
Compatible with Syllabus version 2016
Sample Exam – Questions
Sample Exam set A
Version 1.3

ISTQB® Test Automation Engineering Syllabus
Specialist
Compatible with Syllabus version 2016
Sample Exam – Answers
Sample Exam set A
Version 1.3

【出典元】

ISTQBテスト技術者資格制度
Advanced Level シラバス
テスト自動化エンジニア
Version2016.J01

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