ALTA-E-1.1.1 (K2) テスト自動化の目的、利点、欠点、制限を説明する
テスト自動化の目的
テストの効率化
機能カバレッジの拡大
総テストコストの削減
手動テスト担当者が行えないテストの実施
テスト実行期間の短縮
テスト実行頻度の向上およびテストサイクルに要する時間の短縮
テスト自動化の利点
より多くのテストをビルドごとに実行可能にする
手動では行えないテストを作成できるようにする(リアルタイム、リモート、並列テスト)
手動より複雑なテストの実行
テスト実行の高速化
オペレーターのミスによるテスト結果への影響を低減
より効果的・効率的にテストリソースを使用する
ソフトウェア品質に関するフィードバックの迅速化
システムの信頼性向上(再現性、一貫性など)
テストの一貫性の向上
テスト自動化の欠点
追加コストが必要
TASのセットアップのための初期投資
追加技術が必要
チームに開発と自動化のスキルが必要
継続的なTASの保守が必要
テストの目的から逸脱する可能性がある(例えば、テストの実行を犠牲にしてでも、テストケースの自動化に集中する)
テストが複雑になる
自動化によって新たなエラーが引き起こされる可能性がある
テスト自動化の制限
すべての手動テストを自動化できない
自動化によってチェックできるのは、ツールが解釈できる結果のみ
自動化によってチェックできるのは、あらかじめ定義された期待結果によって検証可能な実行結果だけである
探索的テストを自動化に置き換えることはできない
練習問題
【出典元】
ISTQBテスト技術者資格制度
Advanced Level シラバス
テスト自動化エンジニア
Version2016.J01
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