ALTA-E-3.2.3 (K2) TAAの設計に当たっての考慮事項を理解する


テスト生成レイヤーの考慮事項

  • 自動化 vs 手動: テストケース生成を自動化するか、手動で行うかを選択。

  • 生成手法: 要件ベース、データベースベース、シナリオベース、振る舞いベースなど、様々な手法から適切なものを選択。

  • 生成戦略: 各手法に合わせたカバレッジ戦略を選択し、テストケースの爆発を防ぐための対策も検討。

  • テストケース選定: 全ての組み合わせをテストすることは非現実的であるため、現実的なカバレッジ基準やリスク評価に基づいてテストケースを選定。

テスト定義レイヤーの考慮事項

  • 定義方式: データ駆動、キーワード駆動、パターンベース、モデル駆動など、テストケースを定義する方式を選択。

  • 表記法: スプレッドシート、ドメイン特化言語、UMLなど、様々な表記法から適切なものを選択。

  • 品質: 高品質なテストケースを定義するためのスタイルガイドやガイドラインを策定。

  • リポジトリ: テストケースを管理するためのリポジトリ(スプレッドシート、データベースなど)を選択。

テスト実行レイヤーの考慮事項

  • 実行ツール: テストケースを実行するためのツールを選択。

  • 実行方法: インタプリタ型、コンパイル型など、テスト手順の実行方法を選択。

  • 実装技術: C、Java、Pythonなど、様々なプログラミング言語やツール固有の技術を使用してテスト手順を実装。

  • ヘルパーライブラリ: テスト実行を支援するライブラリを選択。

テスト適合レイヤーの考慮事項

  • テストインターフェース: SUTとの間のインタフェースを選択。

  • 操作・観測ツール: テストインターフェースを操作したり、SUTの状態を観測するためのツールを選択。

  • 監視ツール: テスト実行中にSUTを監視するためのツールを選択。

  • トレースツール: テスト実行のタイミングなどを記録するためのツールを選択。

SUTの技術的考慮事項

  • SUTのインターフェース: TAAは、SUTの内部および外部インターフェースを制御・観測できる必要があります。

  • SUTのデータ: 構成データ、ユーザーデータ、外部データなど、SUTが扱うデータをTAAで定義・構成できるようにする必要があります。

  • SUTの構成: 異なるOS、デバイス、言語設定など、様々な構成に対応できる必要があります。

  • SUTの標準と法的設定: プライバシーや機密性など、法的な要件を考慮する必要があります。

  • SUTの開発ツール: SUTの開発に使われるツールとの互換性や、トレーサビリティを確保する必要があります。

  • ソフトウェアプロダクトのテストインターフェース: テストインターフェースを適切に管理し、セキュリティリスクを回避する必要があります。

開発/QAプロセスの考慮事項

  • テスト実行制御: 対話式、バッチモード、完全自動など、様々なテスト実行に対応できる必要があります。

  • レポート: 形式やレイアウトが異なる様々なレポートに対応できる必要があります。

  • 役割とアクセス権: セキュリティ要件に基づき、役割やアクセス権を管理できる必要があります。

  • 確立されたツール群: SUTプロジェクトマネジメント、テストマネジメントなど、既存のツール群との統合を考慮する必要があります。

練習問題

  • Question #11 (1 point)

  • Question #12 (1 point)

ISTQB® Test Automation Engineering Syllabus
Specialist
Compatible with Syllabus version 2016
Sample Exam – Questions
Sample Exam set A
Version 1.3

ISTQB® Test Automation Engineering Syllabus
Specialist
Compatible with Syllabus version 2016
Sample Exam – Answers
Sample Exam set A
Version 1.3

【出典元】

ISTQBテスト技術者資格制度
Advanced Level シラバス
テスト自動化エンジニア
Version2016.J01

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