デルミン

【強編成】⑤新星、トマスデルミン

強編成シリーズ第五弾は、アタッカーとタンクにおける19年11月時点での最新ヒーローを組み合わせたトマスデルミンについて。

概要

2年目までと比べてガンナーロールの平均的なパワーが増したことでアタッカーの運用が難しくなりつつある昨今の環境下、連続ブリンク(ブリンクとはLOL用語で、任意の方向へ短距離をワープもしくは高速移動できる能力のこと)が可能なHAを携えて登場したデビルミント鬼龍。このHAと殴り合いの強さ、そして開幕からこれを発揮できる使い勝手の良さは画期的かつガンナーいじめに最適であった。ここへ仲間のダメージを半減するというこれまた画期的な性能を持ったトマスを合わせることで、敵陣のド真ん中で延々と死なないアタッカーを動かす編成が完成した。過去の編成記事でも時折触れた通り、初手から十分に力を発揮して、起動の遅い編成を圧倒できるのが利点。
前のめりな設計のためかHSの汎用性に今ひとつ欠けるデルミンだが、終盤のHS合戦に参加できないというほどではないし、トマスHSに至っては明確な回答がないと複数キルさえも狙える性能をしていて終盤も十分に強い。
残りのヒーロー枠は任意だが、基本的にはデルミンと共に初動から動けるスプリンターを選択すれば開幕が安定しやすいだろう。

運用

新しい編成なので運用の際の注意点をいくつか書いていく。まだ検討が必要な段階のため鵜呑みにはしないこと。
参考として、ずー杯の一部の試合で僕のチームはトマスデルミンコクリコを採用した。トマスに空駆けを入れて開幕からデルミンコクリコで詰める編成。コクリコには号令を入れてDAと共にキルサポを心がけた。なお結果は3位。

・トマスは味方のトランクが外れる前に回復したいため、回復はみみみが1枚欲しい。回復は複数あった方がいいが、即時100%回復は最も効果的に使えるタイミングがHPミリ残しの時になってしまい、味方にトランクがついていない時間を長くするので不適。
・トマスにジョバンニを入れると、トランク付きの味方への攻撃でワープできる。HS中だとさらに奇襲性能も上がるので試す価値あり。
・デルミンはHAと通常で相手を圧倒できるため基本的にマジスクは不要。入れるのであればトマス。
・逆にトマスのカノーネは当たらないので不要だが、ジャスを嫌うならがせんこつを入れてもいい。まあ正直、何入れても強いからなんでもいい。

弱点

・序盤に有利を取り切らないままデルミンがデスしてしまうと挽回が難しい
・デルミンのHAはワープではないため遠距離等のタゲを切ることができない
・デルミンの働きが使用者の技術に大きく依存する
・トマスがタンクなのでグスタフを採用できない

立ち回りによる対策

編成レベルで不利を付けられてしまった場合、技術で対処するのはなかなか難しくなる。デルミンのミスを焦らず待って、正しく対処しよう。

・近距離を吐かない
デルミンは基本的にガンナーを詰めに来るが、その心中では邪魔しに来るアタッカーの近距離をHAで避けてやろうという気持ちでいっぱいである。勝ち筋が他にないと判断した場合を除き、(例え味方がデスしてしまいそうでも)鋼の精神で通常攻撃と自衛に徹する。絶対に当たるタイミングは必ず来る。

・状態異常持ちが相手をする
例え殴り合いで勝てる相性だったとしても、元気に動き回るデルミンをキルにまで持っていくのは難しい。状態異常(できる限りスタン)や転倒を当てて確実に拾う動きを心がける。ここでスタンしたからといってのんびり通常攻撃でキルしようとするとトマスの全体回復が飛んできて後悔する時があるので注意。

・HSはトランクの付け先を狙う
確殺系のHSで突破を図る場合、可能ならばトマスを狙うのではなくトマスがトランクを付けている相手を狙う。トランクの付け先がカンストダメージでデスした場合はトマスのHPは半分ではなくミリまで減る仕様のため、実質2キル分のダメージが稼げてお得。

編成による対策

・周囲カード
デルミンは技術次第でいくらでも近距離を無効化できる性能だが、周囲攻撃ならばまだ当てやすい。春麗、レム、グスタフ等の周囲持ちでクソゲーを強いていこう。
弱点は周囲カード自体の隙が大きいこと。

・遠距離カード
弱点の項目にもある通り、HAでタゲを外せないために、遠距離は他のヒーローと同じように当てることができる(もちろんカード合わせはされる)。デルミンは体力倍率が低いためURレオンなどは効くが、トランクがついていると貫通ダメージも半減される点には注意すること。
弱点は周囲と同じく隙が大きい点。

・ドルケストル
デルミンにお母さんや貫通が入っている場合はほどんどないため余裕を持って対峙できる。
弱点はドルケ自体に裏目が多い点。

・お母さん
ドルケ採用の場合は単純に刺さる。ドルケがなくてもデルミンの補正倍率は防御寄りのため、一応メタれると言える。
弱点はお母さんの性質上攻撃カードをもう1枚積みがちで、ガンナーの自衛力が欠けやすくなること。

・リュウ(デズリュウ)
開幕からインチキな耐久とDPSで圧倒してくるデルミンと真っ向から殴り合うことを諦めた場合、このヒーローに白羽の矢が立つ。
縦長ステージのデズリュウで1陣を広げればデルミンがすっ飛んできても必ずリュウHSは溜まるので、味方に号令もしくは自身でアバカンを入れることで確実なキルをしやすくなる。リュウなので終盤の捲り時にはまたHSが溜まる。
スタンさせたところで死なないことの多いデルミンをなんとかするための最終手段。

・トマスHSの対策
トマスHSは謎の上方によりかなり凶悪な火力へと仕上がっている。デルミンの大暴れに気を取られている間にトマスHSで詰みということも考えられるので、全天やHSカウンターが欲しくなる。やっぱり真空波動拳しかないな!

ミラー

シビアなダメージ計算を要求される。お互いにカノーネが当たらないので不毛なHA合戦になる。かと思いきや、いきなり適当カノーネが炸裂しておしまいということもある。
基本的には状態異常をより多く当てた方の勝ちになるため、DAによって無限に状態異常を生み出せるコクリコは比較的おすすめ。ただしコクリコHSはデルミンHSでもカウンターしやすい上、デルミンのアビリティである通常4撃目がバフ/デバフの影響を受けずカウンターされてしまう点は留意すべきだろう。
最終的にはトマスHSでバグらせた方の勝ち!

余談
トマスデルミンはまだ考案されて日が浅いため、これからさらに発展、対策が進んでいくことになるだろう。個人的には長らく続く捲り環境を簡単にメタれる編成として環境を回してくれそうな当編成には注目している。

以上

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