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RegBack(システムレジストリのバックアップ)の有効化の必要性

 ところで、先日わたしの ThinkPad が Blueback Loop に陥り、復旧作業を行ったことを「ちらっ」と述べましたが、復旧に手間取った、というより再インストールしなければならなくなったのは、(1).「RegBack(システムレジストリのバックアップ)がされていなかった」事と、(2).「システム復元ポイントが一つもなかった」事が理由でした。それらについて NOTE に記しておきます。

どうもこれは、最近の Windows の仕様であり、意図的に RegBack をしない方針だということです。システム復元ポイントによって RegBack もされているので冗長という考えのようです。

RegBack を止めたことについては、Microsoft から公式に発表されています。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4509719/the-system-registry-is-no-longer-backed-up-to-the-regback-folder-start

しかしながら、今回 Blueback Loop からの復旧作業にあたり、RegBack があれば、大幅に作業を短縮でき、また、再インストールの必要性も無かったことから、RegBack は、やはり必要だと判断し、有効化しておくことにしました。上記の Microsoft の説明でも書かれてはありますが、少し分かりにくいので、他の方の分かりやすい解説を以下に載せておきます。

https://www.pasoble.jp/windows/10/registry-auto-backup.html

レジストリの一項目「EnablePeriodicBackup」を "1" にしておくだけで、システム起動毎にバックアップされます。

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また、上記ウェブサイトにも説明されていますが、RegBack をしておくことで、Blueback からの復旧作業時に、コマンドプロンプトから手動でシステムレジストリを復旧可能となります。

更に、私のシステムに特異的な問題かも知れませんが、障害発生時に必須となる「システムの復元ポイント」が一つも残っていませんでした。必然的に再インストールとなりましたが、これもまた設定しておく必要があります。

この点も、Microsoft の公式情報があるので、下記に載せておきます。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4027538/windows-create-a-system-restore-point

最後に

良いことなのか、悪いことなのか、こうしてトラブルに遭遇すると、否応なしにまた知識を増やすことができるわけですが、色々調べて RegBack による復旧が失敗し、システム回復ポイントによる復旧もできないことが分かった時には、流石に「ぞわぞわっ〜」と背筋がしました。私は、上記二つの事の他に「回復ドライブ」の作成と、Microsoft から Windows10 のシステムを Download しておきました。

以上

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