不屈の「三日坊主精神」(採用担当者の就活日記)

三日坊主を続けなさい

三日坊主って言葉は一度くらい使ったり、聞いたりしたことがあると思います。多くの場合は「長続きしない」ことを揶揄するときに使うので、ネガテイブワードの一つです。

そのネガテイブワードである三日坊主を続けるとはどういうことなのか。
実はこれ、僕が何かを継続したいと思うときに思い出す表現なんです。

三日坊主の由来は「僧侶になるための厳しい修行に耐えかねて、三日で逃げ出す人」からきています。

なので、元々の意味は非常にネガテイブ。一度志したことは短い期間で終わらせるよりも、長続きさせた方がいいのは間違いありません。

でも、「誰からも強制されずに続けること」って結構大変なことやと思ってます。

大人になればなるほど、強制的に何かをしなければならないことは少なくなります。

小学生・中学生とは違い学ぶことは「義務」ではなくなりますし、運動も誰かに強要されることもない。やるかやらないかは自分の意思一つ。

誰しも一度は

「筋トレ続けよう」「ランニング続けよう」
「読書続けよう」「英語の勉強続けよう」

などの「何かを続けよう」という決意したことがるあるはずです。
それと同じくらい「続けられず、途中でやめた」経験もあると思います。
基本的に「続ける」ということは非常に難しい。

これらの「続けよう」と思うことのほとんどは
「長期的に続けて初めて効果がわかるもの」です。一日や二日、それこそ三日続けただけでは、まったくと言っていいほど効果は出ない。だから、なかなか続かない。

続かないと
「あー、三日坊主で終わっちゃった」
となります。当然、ネガテイブな意味で。

経験上、一度ネガテイブになるとそこから再開するのって結構難しい。0から始めるよりエネルギーがいるから難しい。

だから僕は、その三日坊主を「一回目」と捉えるようにしています。

一回目の三日坊主を終えたら、
一日休んで二回目の三日坊主を始める。
そして、三回目、四回目と続けていく。

「三日って終わった」と考えるのではなくて「三日続けた」と考える。そして、その三日を一括りにしてカウントして、そこからまた三日坊主「始める」

仮に1月1日からこのペースで三日坊主を続けると365日のうち、313日は努力を重ねてる計算になります。全体の85%です。すごい数字だと思います。

これが仮に「二日坊主」でも年間244日は努力を重ねられる。何もやらないより間違いなく良いと思う。

三日坊主の力って多分、馬鹿にできない。
本当のことをいうと、毎日欠かさずやる方がいい。
でも、人にはそれぞれペースがあって、どうしても毎日は続けられない人もいます。

僕は「毎日欠かさないといけない」という概念に引きずられて、続けられないことをネガテイブに捉えていました。

「毎日欠かさず」を目指した結果ネガテイブになってやめてしまうより、「三日坊主」でポジティブに続けていく方が絶対うまくいく。

続けられるに越したことはない。でも、続けられなかったら、また始めればいい。

続けることよりも「また始める」

この「三日坊主精神」が何かを成し遂げるには大事なことのかなと思います。

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