関わる時間の長さよりも(採用担当者の就活日記)

中学校3年生のときの友人3人と食事に行く機会がありました。僕は兵庫県西宮市にある中学校に通っていました。僕も友人も出身は関西。

そんな友人と東京の渋谷で食事をするというのはなんだか不思議な感覚でした。

その3人とは中学校3年生の時に1年同じクラスで過ごしました。自分の31年の人生のうち、たった1年。

まあ、1年って別に短くないですが、今までの人生全体で考えると3%の時間しか共にしていないということになります。3%って考えると短いなと思います。

たった3%の時間しか関わっていないはずなのに、同じクラスだったのはもう16年も前のはずなのに、一緒に過ごすと楽しいし、気兼ねない。

なんか久しぶりに童心に帰ることができた時間で、純粋にとても楽しかったなと思っています。

今の就活生が就職活動をする期間は大体半年から一年くらいが平均だと思います。
人によってまちまちではありますが、多分ならすとそれくらい。

就職活動中って本当にたくさんの出会いがあります。

企業との出会い、企業採用担当者との出会い、そこで働く社員との出会い、同じ就活生との出会い。

僕自身も採用担当者になってからの半年、結構な数の就活生と出会ってきました。会話をしたというレベルで言えば200人くらいは出会ってきたのかな。

もちろん、毎日同じ就活生と連絡を取り合ったり、会うことはできません。コミュニケーションを取る時間や期間は限られています。

なので、僕個人としてはこの限られた時間を一生懸命、就活生と向き合う時間にしようと思っています。

ただ、一生懸命向き合っても、その人の就職活動において、僕と話す時間はすごく短い。
当然、就活生にとって意味のある時間にしたいという思いは持っていますが、短い時間の中で自分の与える影響ってきっと微々たるものだろうと思っていました。

でも、友人との食事の時間を通して、関わる時間の長さや、全体における割合の大きさって関係ないなと思いました。

「どれだけの時間関わるのか」ではなく「どのように関われるのか」

関わる時間の長さよりも、どのような関わり方をするのかで、その人との関係性は変わっていくのだなと実感することができました。

僕は営業時代、まったくと言って数字が上がりませんでした。
数字が上がらないときに「あのお客さんには、あれだけ時間をかけたのになんで?」と思うことがたくさんあった。時間ではなかったんだなと思います。

なんとなく頭ではわかっていたけれど、ようやく自分の中で腹落ちしたなと思います。

これがわかったところで、じゃあどんな関わり方をしたらいいのか?まだ、自分の中に明確な答えはありません。

人と人の関係性は関わる時間でなく、関わり方。

どんな関わり方が良い関係性を築いていくのかを考えてみたいなと思います。

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