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子どもひとり旅〜ジュニアパイロットを試してみた〜

まだ結婚もする前のこと、CAさんに気遣われながら子どもだけで飛行機に乗っている子どもたちを目撃したことがあり、あれなんだろう?と思っていた。

息子ができて調べてみると、ANAだと「ジュニアパイロット」というプランがあることがわかった。(サービスとしてはJALにも存在する。)

https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/reservation/support/domestic/kids/

すごい気になる、やらせてみたい!!
これは数年思い続けており、今回やっと実現した。


はじめに

細かいルールまでは調べないまま、なんとなく保育園の年長くらいから息子に打診していたが、断られ続けられていた。
聞くと、断っている理由が「一人で何処かに行くこと」ではなく、「飛行機にひとりで乗ること」だった。

私も夫も実家が遠方にあるため、生まれてから飛行機に乗る機会はそれなりにあり、これまでの経験で苦手意識があるらしい。離着陸の揺れが若干怖いのと、気流の乱れでジェットコースターのようになったことがあり、ビビっていた訳だ・・・・。
だからと言って、それ以外の時間はリラックスしすぎなくらいリラックスしているように見えていたが・・・。謎。

まぁとにかく今年になってOKしてくれた。成長ですかね。

ジュニアパイロットの申請は6~7歳は必須だけれど、8歳は普通に子どもひとりで乗れるらしい。だから、しっかり者で度胸もあるなら、なんの申請も要らなそうだった。(その方が安いとも)

特別何か必要なのは同意書ぐらいだった

それ用みたいなことは無く、通常の航空チケット予約の時みたく購入したらいいみたいだった。予約後に「ANAジュニアパイロット登録」と言うメニューから登録できるけれども、これは事前登録しなくても「同意書」さえあれば当日「お手伝いが必要なお客様専用カウンター」に行って普通に利用できるらしい。
初めてだし、良くわからないので、事前登録したはず。
(座席予約は通路側にしてくださいと書かれていた。)

同意書

空港に行ってみたらカウンターの前にも同意書を書くスペースが合ったので、現地で書く人もいそうではあるのだけれど、事前にダウンロードして印刷して記入した(同意書は紙で提出だった)。
その時に、到着空港で引き渡しする人の名前と電話番号が必要だった。
でも特別なのこれぐらいだった。

誰か一人だけが、搭乗口まで見送りに行けるのだけれど、これのお見送人のところに書いた名前の人が、いくことになるのでそのつもりで記載しておいた方が良い。

ANAの場合、子ども用に以下のようなページが用意されていて、チェックリストのpdfがダウンロードできる。うちの場合は、当日の朝印刷したものを読ませた。

https://www.ana.co.jp/ja/jp/serviceinfo/kids-guide/

あとは当日

サイトにも早めに来てくださいって書かれていたので、そもそも余裕を持って2時くらいの便を予約していた。早く手続きが済んだら一緒にお昼ごはんを食べたら良いし、ギリギリになりそうなら、ご飯買って持たせたら良いかなぁと。それで、2時間以上前に空港に到着した。

地上係員の人に確認しながら向かうと、ANAの場合は、AIR DOのカウンター近くに「ジュニアパイロット」のロゴが表示されたカウンターが4つぐらい並んでいた。
そしてジュニアパイロットをやろうとしている親子もすごい並んでいた。お盆シーズンなのもあるのだけれど、チャレンジする人はこんなにもいるのね?!と思った。

ハイシーズンは並ぶから、本当に余裕を持って行った方が良さそうである。
チケットやら必要なものは、全て首から下げるストラップに入れてくれる。同意書の切り取った部分もここに入っていた気がするけれど、あまり覚えていない。
一人だけ搭乗ゲートまで付き添えるのだが、付き添い人にはこのようなチケットが渡される

手続きが終わったあとは、手荷物検査は通常のフライトと同じように時間内に通れば良いので、普通にお昼ごはんを食べた。

行儀悪い食べ方やめな!って言った時の写真しかない・・・

フードコートで各々好きなものを食べた。息子はうどん。私は冷麺。夫はメキシカン的なものをチョイスしていたようなぁ。。。

手荷物検査をクリアして、搭乗ゲートに向かう。

付き添い人も、乗る人と同じように持ち物の手荷物検査があるので、刃物やライターなどがかばんの中に入っている人は入れない。

連れて行く気持ちで一緒に手荷物検査を潜ったけれど、搭乗口の番号をちゃんと記憶していて、看板を見ながら比較的一人で進んでいた。

搭乗口付近のベンチに座っていると、地上係員の人が声をかけてくれて、時間になったら呼びにきますので、それまでこちらでお待ちくださいと言われた(名前の確認もされる)。
搭乗時間になると、言った通り呼びに来てくれて、一番最初の優先搭乗がジュニアパイロットだった。

真っ先に入っていくうちの子
全然振り返ることなく消えて行った。他の子振り返って手を振ってくれたりしてて羨ましかった。

お見送りが終わった親は、わきにある階段から到着フロアに降りて、到着した人に紛れて普通に外に出て行くスタイルだった。(出発階では出れない)

何処かしらから帰ってきた気分。

色々やらせる割に、不安は不安。
息子の乗った便の機種番号(羽のところに印字されているシリアル番号みたいなの)を調べつつ屋上デッキに向かう。
多分、フライト日程と便名とかからググれば出てくると思う。

そして、デッキで飛ぶところを見送ろうと思った。

行ってらっしゃい

それから今度は順調に飛んでいるかが気になる訳です。
次に見るのは以下


ひたすらリロードしながら進捗をはる。

スケジュール通り、順調に到着した様子。
おかげで、お迎えをお願いしていた母にも「着いたみたいだよ〜」など連絡ができた。

飛行機を降りるのは一番最後なので、他のお客さんが全員降りてCAさんが迎えに来るまで座席で待っている必要がある。
最後にゲートから出てきて、お迎えの人に引き渡される。その時に同意書に書かれている人のサインが必要になる(サイン書かされたよ〜と、母が言っていた)。

お迎えをしてくれた母曰く、「遠くから見つけて、ババ!と叫びながらニッコニコで出てきたよ」とのこと。

楽しくクリアできてよかった。

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