表計算ソフトで時間計算、日数計算を行うための7つのレッスン 第1回

■■Lesson 1
「時間の入力・計算の基本」
[ ここで学ぶ関数 TEXT() ABS() IF() ]

Excelなどの表計算ソフトで特定の時刻を表すには、ふつうに「:」(コロン)で区切って、時、分、秒を表す数値を入力する。(24時間制)

  B    C    D    E
5  12:00 13:45 1:28:13 0:18:32.57

すると、時間はふつうに加算、減算できる。
例えば、

=B5+C5
=B5-C5
=SUM(B5:E5)

...が、思ったとおりの表示結果を得るには工夫が必要。

■ 24時間を超える時間

24時間を超える時間を(たとえば分まで)表示するには、「セルの書式設定」([Ctrl]+1)で表示形式を「ユーザー定義」にし、次のように設定する。

[h]:mm

補足メモ:
「表示形式」の設定において、mm は「分」を、ss は「秒」をそれぞれ2桁の数字で表示することを表す。同様に h は「時」を表すが、そのままでは 24 以上になると、「その次の日」以降の該当の時刻を表示することになる。これを避けて、24 時間を超える時間を表すには、上記のように [h] という表記を使う。

■ マイナスの時間

また、マイナスの時間を表示したい場合は、関数、

TEXT( [値] , [表示形式] ) --- 第1引数で示す「値」を、第2引数で示す「表示形式」で文字列として表示する
ABS( [数値] ) --- 「数値」の絶対値を返す
IF( [条件式] , [真の場合] , [偽の場合] )
  --- 第1引数で示す条件式が真なら第2引数を、偽なら第3引数を返す

を駆使して、例えばさきほどの =B5-C5 であれば、
以下のように変えればよい。

=TEXT(ABS(B5-C5),IF(B5<C5,"-[h]:mm","[h]:mm"))

なお、「マイナスの時間」については、同様のことを実現するために、Excelの場合、ブックのオプションで日付を1904年始まりにする方法もある。該当するセルが多い場合などはこちらを使う方が簡単。

補足: この面倒な仕様は、はるかな過去、Macintosh 用とMS-DOS用とでExcelの仕様が異なっていたことの名残のようである。つまり、Macintosh版のExcelは、シリアル値で表される日付が1904年始まりであった。これに対し、MS-DOS 版の日付は1900年始まりだったのだが、このままでマイナスの時間に対応させてしまうと、なにやら不都合があるらしい。

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