噛み砕いて味わってみよう。

前回の記事の拡散ありがとうございます! たくさんの方に読んでいただき有り難い限りです。

何故あのような記事を書いたか。大前提としては、チャラデの移転のことがあります。が、もう一つの大きな意味。それは「話し合いのタネにしてほしかった」です。あいつなに言ってんだよと思ってもらってもいい。なに偉そうにでもいい。あいつ全然新しいことしてねぇだろでもいい。前回の内容をきっかけにこれからのお笑いについて話し合うことになればいいと思っていました。

微々たることかもしれないですが、ほんの少しでもお笑いという文化が新しいなにかへと進んだらなと。でも200いいねくらいじゃなにもならない。キートンさん凄いですね! 賛否両論あっても、あれも話し合うタネになっていることが素敵。

でもね、少しですが反響あったんですよ! 知らない芸人さんやお客様がたくさん拡散してくれたり、思ってること書いてくれたり、読んだ沖縄の事務所の方がわざわざ会いにきてくださったり! 感激しました! 少しですが味方が増えました! 嬉しい! クラウドファンディングも3日で10万以上増えました! 本当にありがとうございます! なにがあっても歩みを止めず楽しいことを提供します。

このnoteは、今後も今僕がお笑いについて感じたことや今後の提案などを書いていくつもりです。何故そんなことをするか。もう少しお笑いというものが文化として解体されていいのではないかと考えたからです。ポップカルチャー、サブカルチャーとして瞬間瞬間の時代で消えていく笑いの歴史。これをプレイヤーでもある人間が解体していくことによってなにかヒントが生まれるのではないかと思いました。文学、音楽、美術、演劇のようにメインカルチャーとされもっと評論などが盛んに行われるようになったら面白い。きっとそれに反発する芸人なども現れて更に面白くなる。 そんな感じなので生意気な文章たくさん書いていきます。

僕の意見を書くだけだけど、それによってみんなが意見を言いやすくなったり、自分にはこの道もあるかもっていう新しい笑いの道を選択しやすくできたらなと思います。この時期に始めたのには色々と意味があります。そのことも徐々に書いていきます。

今回の内容は、本でいったら「はじめに」的な感じです。

今のお笑いは「どうせ上が詰まっていて売れない」という諦めている方が多い気がします。酒を飲んだらいつもこの言い訳する芸人も多々見かけます。芸人が先に光を見て自信を取り戻すには「過去において芸人はどんな歴史を歩んできたか、根本的になにが魅力なのか、今一歩メインカルチャーになれないのは何故か」ということとちゃんと向き合って考える時間が必要だと思います。

少し前までは、事務所のプロモーションがなければ一途にネタだけを考えていた職人のような芸人が、ここ数年キングコング西野さんなどの出現により、自分でブランディングやプロモーションをできる知恵がついてきました。これにはSNSなどの発展も関係していますが。 普通の陶芸などの職人さんだってSNSを使いこなしています。

歴史には順序があります。この西野さんなどの作ってくれた土壌があるから先に進めるわけです。まずは知恵をつけた。この次は疑うことです。地球はマジで丸いわけ? と思った過去の人類のように。これはマジでお笑いのカタチの完成形なわけ? と。みんなでこの論争を飲みながらでもしだしたら数年後誰かが変なことを始めます。あとはその数年後に誰かしらがその変なこと一つ一つをジャンル分けし名前をつけます。で、定着して数年後また疑問に思う芸人が変なことを始めます。これが健全な文化の歩みな気がします。あくまで僕の意見ですが。

文化を守ってるわけでも、発展させようとしてるわけでもないという現状がやばい気がするのです。各事務所の方や、色々な芸人さんで頑張っている方がいるとは思いますが。

101匹目の猿 http://knnarchive.jugem.jp/?eid=78的な感じで、みんな同時期に同じことを考え出すので、僕なんかより先に動いている芸人さんや事務所の方はたくさんいると思います。なので、僕みたいな売れてないカス芸人が偉そうに書き記すことで、そういう先に動いている方々や、動きたいけど周りに批判されそうで行動に移せない人達が、一歩を踏み出せるような環境作りができたらなと思っています。

そして、お客様方にも読んでもらい、そこに批判が起きたり賛同したりで盛り上がっていただければ、この文章だってエンターテイメントだし、お笑いなのかなと思います。思ってるだけで違うかもですが!

昨日、マッハスピード豪速球というコンビ
https://natalie.mu/owarai/news/276176

の単独ライブを観てきました。フリーの無名の芸人が渋谷の伝承ホールという大きな会場を満席にしていました。

この単独の面白いところは勿論ネタですが、コンセプトというかやり方が面白いのです。彼等はキングオブコントの為に山籠り合宿をしてきました。群馬の桐生に。そこでのドキュメント映像を流すのだけれど、それが凄かった。なにが凄いかというと「コント」といものを出会いや集客などの為のツールとして使っていたのです。コントをコミニュケーションツールとして使う。これは今後絶対テーマになるものです。そのモデルケースを観ました! 遡れば、吉本の住みます芸人とかも同じような感じなのですが、吉本という看板があって大きなプロジェクトの中マネージャーといって名刺を渡すのとは訳が違う。いや、住みます芸人も過酷だし、芸人の頑張りが大きいことは凄く知っています。だけど、やはりコントというツールだけを持って知らない街に住みコミュニティを作り、僕らはその単独を観て桐生を知り、その映像に出てきた場所を見に行き、そこで金を落とす。これは芸術が町興しなどに使われているのと笑いも同じということです。アートマネージメントではなく、ラフマネージメントなんてものが今後できてくるかも。もうできたらすみません。これは芸人が1アーティストとしてやっていることが凄いという話です。事務所単位でいったらそんな動きは昔からたくさんしていると思います。

そして、1番凄いのは会場以外のことも、当日までの流れ、その後、全てがストーリーになっていて、全てがコントになっているということです。現在、単独が面白いということだけではたくさんのお客様を動員することも、赤字にならないくらいのチケット代を取ることも難しくなってきています。今後必要となるのはこの付加価値なのです。これは長くなるので次回以降に書きます。とにかく、マッハスピードお疲れ様でした。

こうやって一つ一つ噛み砕いで考察し、みんなで提案することによって、お笑い文化の向上になるのではないかと思います。

お笑いは、本来それ自体で素晴らしいものであり、価値があり、普遍的なものです。裏側を見せない美学もあります。道化師なのです。しかし、ここで枝分かれしてこんな文章を書く芸人がいてもいいのではないか。とりあえず僕の文章でなにか感じた人は疑問を持ってくれたら嬉しいです。

こんな感じで、少しずつ考えを書いていきます。

偉そうでしょ? でも、本当に全く僕はそんな気持ちでは書いてないんですよ。なにかわからないものにワクワクしながら書いてます。ちゃんとした博学の方が読んだら全部見当違いかも。でもそれも面白いですしね。そういのも笑いになる。それがお笑いの凄いところです。



良かったらこちらも呼んでください。

クレオパトラ15周年インタビュー
https://clepat.amebaownd.com/pages/68204/page_201506231906

K-PRO児島さんと僕の対談
https://clepattandoku.amebaownd.com/pages/2215509/page_201808271727

チャラデのクラウドファンディングも引き続きよろしくお願いいたします!
https://camp-fire.jp/projects/view/114045#menu

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