福島のいわき総合高校の芸術・表現系列 演劇16期生の卒業公演の作演出をします。

福島のいわき総合高校の芸術・表現系列 演劇16期生の卒業公演の作演出をさせていただくことになった。

福島県立いわき総合高等学校は、福島県いわき市に所在する県立高等学校。様々な学科があり、「芸術・表現系列」で実施されている演劇教育は全国的に有名で、学校設定教科として「演劇」の科目があり、全国区で活躍する劇作家を毎年講師として招き、書き下ろし脚本提供と演出の指導をする。歴代の講師には五反田団の前田司郎さん、マームとジプシーの藤田貴大さん、飴屋法水さん、バイバイの岩井秀人さん、ロロの三浦直之さん、悪魔のしるしの危口統之さん、FUKAIPRODUCE羽衣の糸井幸之介さんなど錚々たるメンバーが担当してきた。

↑ほぼウィキペディアのコピペ。

いわき総合高校ホームページ
https://iwakisogo-h.fcs.ed.jp/

いつか僕もそのメンバーに並んで講師を担当してみたいなぁと思っていた。いつか……去年の神保町花月公演の終わりでツイートしたのを覚えている。しかし、まさかこんなに早くその時がやってくるとは!

系列演劇第16期生の方々との出会いは、昨年7月のエンニュイ第2回本公演「  」に、系列演劇・東京研修としてみなさんで観劇してくれた時。チケットの売れ行きが悪かったので、突然メールをいただき、20枚以上一気にチケット予約が入ってめちゃくちゃテンションがあがった(笑) その時のメールに、僕のやっている即興舞台、瞬間を紡ぐ時間が気になっていてと書かれていたのも嬉しかった。その後も、先生方は神保町花月でのエンニュイ初演の再演、エンニュイ番外公演と、遠い中見に来てくださった。熱心でキラキラした先生方で一緒に作品を作れるのが楽しみ。

しかし、今まで担当してきた方は演劇を10年以上やってる凄い人達ばかり。まさか、演劇始めて2年ちょいの売れてないお笑い芸人に白羽の矢が立つとは思ってもみなかった。

高校生の卒業公演。一生に一度の時間。大切にみんなで作り上げたい。ゲラゲラ笑いながら楽しく、ふざけながら。

お笑い芸人の僕にだからこそ教えられることがあるはず。身近な面白い芸人も何人か連れて行けたら面白い。一度みんなでコントや漫才を作りたいな。

こういうことにお笑い芸人がどんどん使われるようになれば、立ち位置も増えて向上していくと思う。だから、僕はどんなことで呼ばれてもお笑い芸人という肩書きは軸に持っていようと思う。

1月に生徒達が作った自画像公演というものを観に行った。生徒達が自分と向き合い自分をテーマに作った1人芝居をオムニバスで見せていた。これが凄く面白かった。みんなそれぞれ個性があるのに、なにか引っ張り合って、影響し合ってて。刺激を受けた。

僕の作風をどうのとかではなく、生徒達一人一人の個性をしっかりと丁寧に、それでいて雑に、光らせられるような公演にします。

過去の実績やバックボーンにとらわれず、作品だけをちゃんと見て、僕を選んでくださったいわき総合高校の先生方の気持ちに応えられるよう全力で頑張ります。

2019年8月10日(土)、11日(日)に、いわき芸術文化交流館アリオスにて公演。

8月にいわきで待ってます。


僕は中卒なのだが、まさか36になって高校に通う事になるとは思ってもみなかった。しかも講師として。人生なにがおこるかわからないものだ。

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