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【都度追記中】NURO光を申し込んだら弁護士が出てきた話

おつかれさまです、hasegoniaです。note初投稿です。

軽い気持ちでNUROを申し込んだら回線施工会社に自宅の外壁を破損されて施工会社から弁護士を立てられるトラブルにまで発展。
同じような事故が起きたときの参考になればと思い記事に残します。

話は変わりますが昨年末からCOD:MWにどハマリしています。
しかし、ちょいちょいラグいので回線を調べたらなんと遅延40m/s!

しかも平日午後なんて下りの速度が1Mbps切ってたり。
そりゃ撃ち負けるはずだぁ、ってことで回線を適当に選んだドコモ光→NURO光に変更することにした。

しかしこれがトラブルという名の銃のトリガーでした。
うまいこと言ったつもりで時系列で記載していきます。

■2020年5月15日:NURO申し込み

■2020年5月22日:宅内工事

ここまでは順調っていうかなにか起きる要因もない。
むしろ工事が遅いっていう噂しかなかったので非常に順調で期待でドキはムネムネ。

■2020年6月5日:宅外工事

これで遅延もなくなりキルレもストップ高になっちゃうな!と期待に胸を膨らませているとドンという衝撃音。
少ししてから外に出てみたら高所作業車のゴンドラが外壁に接触したようで外壁べっこりいってて驚き。

現場担当者はなぜすぐに報告をしなかったのだろう。
もしここで誰も気付いてなかったらと思うと非常に恐怖。

まずは現場担当者から名刺をいただき今後については所属会社とのやりとりをすることでこの場を収める。
このときいただいた名刺はM社のものだった。

中央の二箇所が破損箇所。
このときはまだ先方の保険でなんとかなるだろう、余裕余裕!くらいに思っていた。(遠い目)

■2020年6月6日:突然の来訪者

ちなみに自宅は戸建ての二世帯住宅。
両親は2Fで私は1Fに住んでます。

で、私の不在中にアポイントもなしに突然S社の代表取締役と名乗る人物が自宅に来訪。
今回の一件はS社に責任があるので今後のやりとりと修理費用はS社にて行います、という話を私の父親が受ける。

見積もりに関してはそちらでお願いします、という内容だったらしくリフォームを請け負ってもらった施工会社にお願いをするとのことで話はまとまったとの報告。
さすが我が父、やりおるわ。

しかし事故を起こした責任者が所属するM社ではなくなぜ突然S社という会社が出てきたのかという若干の違和感を感じた。

■2020年6月8日:現状復帰の見積もり依頼

自宅のリフォームを施工してくれたアールツーホームに見積もりを依頼。
ただ自宅外壁はパネルを下から積み上げていく工法らしく破損の該当箇所だけの交換は不可能。

原状復帰ということであれば全面張替えしかできそうにないとの回答。
こちらとしてはもちろん現状復帰を希望するので見積もりが出た段階でS社への提出をお願いする。

■2020年6月18日:暗雲が立ち込んでくる

この時期の東京湾はルアー釣りが一番おもしろい時期。
この日も会社から帰宅後に近所の公園で釣りをしていたが22:00過ぎにS社代取から入電。

電話に出てみると板金修理いかがですか?という申し出。
着信して5秒で、みたいなスピード感は嫌いではないがあまりにも唐突だ。

内情を伺うとアールツーホームから連絡があり修理内容を聞いたら思っていたより費用がかさみそうなのでS社でも修理業者を選定して破損箇所を調査した。
結果的にそちらの方が安く済みそうなのでそれでお願いします、とのこと。

家の外観を見るだけとはいえ勝手なことをしているし誰もそんなことお願いしていない。
しかも最初に修理費用を負担すると言ったのはあなたです、と言いたかったが先方の都合もあると思うので我慢した。

とはいえこのような行動の理由を聞いてみると驚き。

保険には入っていません

詳しく聞くと車両の事故保険には入っているが車両が起こした事故の保険には入っていないらしい。
なるほど。

ということは施工中の事故は起こらないって想定なんですか?って尋ねるとこれまで20年以上この仕事をしているので事故が起こるのは百も承知。
自分の車にだって各種保険はかけています!とのことでそこそこの危機管理能力はあるようだ。

だったらなぜ会社では保険に入らないのだろうか・・・
もし入らないのであればそれ相応の資金はプールしておくべきじゃない?

要するに先方が言いたいけどはっきり言えないことは金がないからできる限り安く済ませられないか?ってことだ。

けどね、こちらとしては家は大事な資産よ。
修理するのであればなるべくその価値が下がらないようにするってのが道理ってやつでしょ。

仮に現在のパネルが30年の耐久があるとして板金にした箇所は10年しか持たないというのであればそれは資産価値は下がるということ。
もし資産価値を下げずに修理できる工法があるのであればそれでも構わないがこちらが納得できるだけの提案をしてもらえますか?とお願いをする。

しかし先方はあくまでも板金なら直りますので、の一点張り。
その手法に関しての説明はまったくない。

おいおい、サウザーだってもうちょっと聞く耳あったと思うぞ。

とはいえ、まだお互いの見積もりが出揃ってもいない段階では踏み入った話もできない。
再度見積もりが出揃った時点で話し合いしましょう、というところで電話終了。
今思うと最後まで板金推しだったな・・・

そしてこの日、魚を釣ることはできなかった。

■2020年6月21日:現状復帰の見積り完成

アールツーホームからの見積りが届く。
やはり外壁の半面張替えor全面張替えという内容。

同時にS社にも送付。

■2020年6月22日:気付き

ここまできて元請けはNUROなんだし自分がここまで動くのはおかしいんじゃないのか?というひとつの疑問が。
そこで私の方からNUROのサポートデスクに概要を伝えて今後の動きと見解を伺えるかというお願いをする。

社内で検討して改めて連絡しますという回答。
こりゃ期待できそうにないパターンだ。

■2020年6月25日:元請けってなんだっけ

NUROから社内で検討した結果、施工業者との問題になるのでお客様の方でやりとりをお願いします、との回答。
やはりそうなる、つまりはNURO側には元請けとしての責任はないってことなのかもしくは取りたくないのか。

けどですよ、私が依頼主でNUROが元請け。
仕事の流れが依頼主→NURO→M社→S社という順だとすると今回の責任は元請けのNUROなんじゃないのだろうか。

と思いつつも早めに蹴りをつけたいのが本音でこれ以上NUROに頼ったとしても解決には繋がらないと感じている。
つまり現時点で頼れるのは自分と家族とアールツーホームだけだ。

そしてこの夜にS社の代取から電話が入る。
アールツーホームから見積りが届いたが高すぎるしS社側で立てた見積りとの乖離も激しすぎるのでこれは逆にあなたに脅されていると思う。

なのであなたの地元の所轄警察署へ相談に行き、現在顧問弁護士にも相談していますという一言。
顧問弁護士は分かるとしてなぜ警察署に駆け込んだのか、民事不介入って知ってる?

行動がまったく読めない。

一旦相手を落ち着かせて話を始めるとなぜか板金という話はなくなっておりパネルは外して新しいのに付け替えられます、と言い出し始める始末。
このままではS社の代取と話をしていても何が正解なのかわからないし今後何をしてくるか予想がつかない。

こりゃ長引くなーと感じ今後の保険のため元請けと話を進めるべく連絡先を聞くもわからないという返答。
いやいや、業務委託契約書に記載してないですか?と質問すると・・・

業務委託契約…?

もしかしてだけど業託交わしてない、まじ?
そこにちょっと突っ込むと先方から

あなたがそんなだとこの話、まとまらないですよ。

この一言で今まで抑えていた私の怒りがついつい頂点に達してしまった。

まとまらないとないと感じているのはあなたでなく私の方だ。
もし、まとめるつもりがあるのであればまずは加害者であるあなたがそれ相応の提案をするべきだろう。
それができていないのはあなたの力量不足だ。

という内容を強めに、かつ感情的に伝えてしまった。
今思うとここで感情的になったのは自分の落ち度だと反省。

温度が上がってしまったので改めて翌日20:00にS社が立てた見積もり及び元請けの連絡先を自宅に持ってきてもらい話し合いの約束を取り付けたところで電話は終了。
しかし電話を切ったところでもしかしたらこのままでは泣き寝入りになるかもしれないという一抹の不安に襲われる。

しかし明日の話に向けてこれまでの経緯をまとめることにした。

■2020年6月26日:交渉決裂

今日の話し合いは加害者と言ってしまったことの非礼を詫びるところからスタートだな、とぼんやり考えていた。
しかし、約束の20:00になってもS社の代取は現れず。

こちらから三度目の電話でやっと繋がると驚きの一言。

仕事で行けません

だったら先に連絡入れてよー。
これ、もう代取としておかしいしなんなら社会人、いや人として礼儀を欠きすぎるでしょ。

まずは昨夜の非礼を詫びて再度アポイントの約束を取り付けるべく話を進めるも驚きの発言が連発。

・昨日、電話で恫喝されて何をされるかわからなくて怖いので行けません。
・あなたはリフォーム会社と結託していて見積りをふっかけてきている。
・S社で立てた見積りは速達で送ります
・私は77歳です
・すでに弁護士立てたのであとはそちらでお願いします。

以上のことを伝えてくるとこちらの話はほぼ聞かずに一方的に電話を切られた。
まじか・・・

■2020年6月29日:各所へ事の顛末を報告

このままではこちらを擁護する関係者が少ないのでまずは地元の消費者センターに事の経緯を伝える。
同時にS社に仕事を依頼しているであろうM社にも登場してもらいたく当日の現場責任者にも連絡するも不在。

折り返し連絡してもらうよう依頼。

■2020年6月30日:法律事務所登場

S社の代取が言ったとおり本当に書面が届く。
しかもこの一件の施主である私の名前ではなく父親の名前で届いた。

こういうのって私宛で事前に内容証明とかのやりとりがあるものなんじゃないの・・・
しかもパテで修繕可能とか言ってるしですべてがおかしい。

こうなるともうあれだ、全集中・徹底抗戦の呼吸だ。

ってなわけでNUROのサポートデスクに改めて連絡。
窓口で再度経緯を説明し、状況は逼迫しているので決定権のあるレイヤーに繋いでもらい収束のための専用窓口を立ててもらうように依頼。

検討します、との回答だったもののその後の回答はなかった。
NUROのサポートはサポートって名乗らないで欲しい。

ちなみにこの時点でM社にお願いした現場責任者から折返しの連絡はない。
ここで初めてM社の問い合わせフォームから経緯を記載し見解を伺いたい旨を残す。

■2020年7月1日:いろいろわかり始める

件の法律事務所からS社側の見積りとこれが適正な見積り価格だという内容の書面が届く。

ってか、先に届けるべきなのはこの書類であってこれを元に交渉開始で決裂したら弁護士って流れなのでは?
しかもなんの説明もなくこれだけを見せられて何をどう納得すればよいというのか。

むしろ話し合いのテーブルにこういった検討材料が出揃う前にここまで動いたこの法律事務所はどうかと思う。
とはいえ法律事務所と真っ向勝負するのは全く得策ではない。

このまま戦闘機に竹槍で挑むようなことはなんとしても避けたいが対抗する資金なんてもちろんないし出すつもりなんて毛頭ない。
なのでS社の元請けであろうM社をなんとしてでも動かす搦手に持ち込むことに。

HPに記載されていたM社の総務部へ直接電話するもこの案件については初耳だった様子。
まずは先日のメッセージを確認してもらい部署内で見解と対応を折返してもらうことに。

また、法律事務所にも連絡を入れておかないと後々不利になる恐れがあるので方針がまとまるのに一ヶ月ほど時間がかかりそうな旨を報告。
これで法律事務所のついては多少は延命できたはず。

その夜、今までの経緯を再度まとめと振り返り。
すると事故当日に現場責任者からもらった名刺に気になる点が発覚。

・名刺に記載されているM社のロゴが粗い
・名刺の端に切り取り線の跡

この点から推測するとおそらくこの名刺はM社が発行したものではなくインクジェットである可能性が高い。
また同時にアールツーホームの担当の方がM社に電話をして現場責任者の名前を出すも社員にはいません、と言われたとの情報をいただいた。

ということは現場責任者はM社の名刺は持っているものの社員ではなくS社の人間の可能性が考えられる。
そうだと仮定すると現場責任者からの折返しがないのは法律事務所から連絡を止められているということが合致する。

この一件、なんだか根が深そうである。

■2020年7月2日:好転の予兆

現状では外部からの判断材料があまりにも少ないの関係性が高そうな団体を調べて見解と今後のアドバイスを乞うことにした。
テレコムサービス協会
一般財団法人インターネット協会
電気通信協会

そしてこの日の夜、やっとM社の事故当日の現場責任者の上司だと名乗る方から連絡が入る。
内容は法律事務所への案件は取り下げさせた、という一報。

ただし、まだまだ謎がいっぱいで納得感も安堵もないに等しい。
M社の担当に後日自宅での話し合いを提案し7月6日に約束を取り付ける。

■2020年7月6日:解決に向けて

M社から所長と現場代理人(現場責任者の上司)の2名との話し合いが私の自宅でスタート。
こちらからは私と両親の3名。

まずは話し合いの前に私の方からこの場でのルールを提示。

・今後のために録音させてもらう
・お互いの落ち度を批判する場ではない
・お互いに事実のみで話し合いを進める
・こちらは怒っているわけではないので謝罪はなし
・最終的な決定権は私の父親に委ねること
・話が終わらなくても今日は1時間で終了
・なるべく飲み物は飲むこと

これが功を奏したのか話し合いは非常にスムーズに進みいろいろなことがわかった。
以下が判明した点。

■M社とS社の関係は?
S社はM社の下請け。
ちなみにM社は従業員は5,000人を超え資本金は50億を超える企業。
対してS社は従業員3名という構成。
■S社までの業務発注フローは?
施主→NURO→NTT→M社→S社という順になっている。
電線・電信柱等がNTTの持ち物なのでどうやってもNTTが絡んでくる構造。
■自宅外壁の行く末は?
M社が入っている保険を適用させ費用を賄う流れに。
■業務委託契約書の有無と採用のレギュレーション
業務委託契約は締結していた。
ただ採用レギュレーションについては保険に入っているか、などの項目はなく実積をみて採用しているとのこと。
■事故発生時の報告オペレーションは?
一応存在はするらしいが守られていなかった様子。
これを機にオペレショーンマニュアルの見直しをするとのこと。
■事故当日の責任者は誰なのか?
S社の所属だが工事当日はM社の名刺を配るよう指示をしているらしい。
■S社への処罰のついて
この一件で仕事を回さないようなことはしない。
また、当日の現場責任者には再度教育を徹底する。
■法律事務所からなぜ父親名義で書類が届いたのか?
アールツーホームからの見積りに父親の名前の記載があったため

てなわけでいろいろ動いたおかげで一番の争点であった自宅の外壁は保険が適用となり修理費用は払われることになりました。
どこまで保険が適用されるかという話はこれから保険会社と詰めなくてはいけないですけどね・・・

これにて一旦事態は収束と相成りました。
ただ、一点だけどうしても納得いかないことが・・・

NUROは一体何してんのよ!

M社へは今回の対応についてきちんとお礼をし、改めてNUROから私へ連絡するよう動いてもらうお願いをした。
しかし先方の回答としては前述の通りNTTが間に入っているためそこからエスカレーションされるかわからない、とのこと。

はい、出ました。
水は上から下しか流れないーってやつね。

そうなる予想はしていたので上流を攻めるべく各方面への連絡を入れておいた。
状況を説明して力になってくれそうなところは

■地元の消費者センター
テレコムサービス協会
電気通信事業者および情報通信関連事業などICT関連企業を中心とする業界団体です。競争市場の健全な発展を図り、その事業全体の発展に寄与し、国民利益の増進と公共の福祉に資することを目指しています。NUROの母体であるソニーコミュニケーションネットワークが協会会員。

消費者センターは言わずもがな総務省の管轄なので声は大きいはずだし影響も大きいと思う。
テレコムサービス協会についてはNUROに伝えておくという返事をいただいた。

まだ続きます。

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