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歩くあるく:みちのく潮風トレイル日記

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みちのく潮風トレイル1000kmに、北上ルートで挑戦中。
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2021年8月の記事一覧

歩くあるく:みちのく潮風トレイル日記・ 第8日(2021年8月20日、おくのほそ道と潮風トレイルの接点、多賀城・塩釜。名取トレイルセンターー本塩釜駅126.05km)

歩くあるく:みちのく潮風トレイル日記・ 第8日(2021年8月20日、おくのほそ道と潮風トレイルの接点、多賀城・塩釜。名取トレイルセンターー本塩釜駅126.05km)

 名取トレイルセンターから本塩釜駅までの29.43kmは、いろいろな意味で興味深い。とくに、「おくのほそ道」との接点を具体的に辿れるのはこのコースの多賀城と塩釜だけだ。確証はないが、壺の碑から金華山道という旧道を通って、塩釜に至ったのではないだろうか。芭蕉の本文では、壺の碑、沖の石、末の松山、塩釜という記述の順序だが、『曽良旅日記』では、いったん塩釜に着いたのちに、末の松山、沖の石(冒頭の写真)な

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歩くあるく:みちのく潮風トレイル日記・ 第7日(2021年8月16日、ようやく名取トレイルセンターに。逢隈駅ー名取トレイルセンター96.62km)

歩くあるく:みちのく潮風トレイル日記・ 第7日(2021年8月16日、ようやく名取トレイルセンターに。逢隈駅ー名取トレイルセンター96.62km)

トレイル完歩という新たな目標 梅雨に逆戻りしたような雨が数日続く中、天気予報で本日8月16日は降水確率が10〜20%程度であることを確認。思い切って出発する。幸い雨には降られなかった。

 松川浦を出発して、ようやく7日目にして、名取トレイルセンターまでたどり着いた。名取トレイルセンターに到着したのは17時20分。既に閉館していたが、あらかじめ電話を入れていたこともあって、スタッフの西澤さんが親切

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歩くあるく:みちのく潮風トレイル日記・ 第6日(2021年8月7日、伊達家の城下町亘理。四方山東屋ー逢隈駅70.80km)

歩くあるく:みちのく潮風トレイル日記・ 第6日(2021年8月7日、伊達家の城下町亘理。四方山東屋ー逢隈駅70.80km)

よく工夫されたトレイルコース 阿武隈川の河口の町、伊達家の城下町亘理。亘理町内のコースは阿武隈山地から市街地に降り、逢隈駅を経て、阿武隈川を渡る(今回は逢隈駅まで)。大雄寺(だいおうじ、上の写真)・亘理神社など伊達家ゆかりのポイントを通る。林檎畑にも癒される。実際に歩いてみて、亘理町内のトレイルコースはよく工夫されているとあらためて思った(鳥の海に行かないのは残念ではあるが)。37年も同じ県内に住

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歩くあるく:みちのく潮風トレイル日記・ 第5日(2021年8月1日、夏木立を歩く爽快感。山下駅接点ー四方山東屋57.88km)

歩くあるく:みちのく潮風トレイル日記・ 第5日(2021年8月1日、夏木立を歩く爽快感。山下駅接点ー四方山東屋57.88km)

夏木立を歩く 8時20分、山下駅前をスタート。一日中暑く、湿度も高かった。
 5日目のコースは、深山(しんざん)頂上・四方山(しほうざん)展望台を経て、亘理駅に至る予定だったが、後述のように、昼食のために山下駅まで戻らざるをえず、17時6分、四方山東屋付近でこの日のルートを断念、一の坂林道を降りて、浜吉田駅に戻った。

 深山頂上までの登り、また頂上から明通峠までの尾根伝いの夏木立は気持ちよかった

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