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真夜中の虹を

「聴いて頂いて感じた事が総て。そうさせてください。」
この曲についてヴォーカルの浅岡雄也さんがライナーノーツに書かれたのはこの一行のみ。
恐らく色々な聴き方があるからそれぞれの解釈に委ねる。というわけではなく、説明しなくても楽曲に込めた物は伝わる、伝われ!ということじゃないかと思います。
どれだけ浅岡さんのイメージに近付けているか?が今日の隠れたテーマでもあります。

出だしのオリエンタルな音色とリズムから、ラテンのような曲調に展開するのかなと思いましたが、実際は、情熱的ではあるけれど、少し哀愁を帯びた、そんな感じの曲でした。
演奏するバンドメンバーから少し離れたところで女性が美しく踊っている姿を想像しました。

さて、真夜中にかかる虹ってどんな虹?と、今日も真面目に考えてしまいましたが、実際に見える物ではなく、見ると幸せになると言われている奇跡のこと、ファンタジーですよね、きっと。
そして、季節は秋~晩秋くらいかな。(午前三時に薄手の上着じゃ少し寒いと言っているのと、その後じきに太陽が上ってくるのを見ているので)
恋人と離れて暮らしているけれど、別れたわけではない。

「想像してた以上に夢は手強かった」
特別な夢を目指しているというよりは、仕事に抱いていた理想に辿り着くことは思っていたほど容易くないことを知った(気付いた)という若さゆえのイメージが強いです。離れなければいけないのも仕事が理由か。一緒にいられた時には何気なく繰り返していた毎日の有り難みを、あらためて強く感じ直したり。
離れた恋人への「愛してる」気持ちは揺るがないけれど、この気持ちは相手には届くのだろうか。

「真夜中の虹を見たなら幸せになると言われるけどキミが居なくちゃ始まらない」
二人で奇跡に立ち会い、この愛を永遠の物にしたい。果たして彼らの想いは、願いは叶うのでしょうか?

曲中の詞に結末までは書かれてはいないですが、僕は、二人の気持ちは離れてしまい、連絡も取らなくなってしまうんじゃないかなと思います。でも、いつか時が経ち、それぞれが生きる場所で小さな幸せを感じられるようになった頃、同じ時に真夜中の虹を目にし、お互いを思い出す、というストーリーを考えてしまいます。

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今日は詞の解釈をズラズラっと並べた感じになってしまいました。もしかしたらこれから先聴き続ける中で受け取り方が変わるかもしれませんが、今のところ僕がこの曲を聴いて感じたことをまとめるとこんな感じです。

話は変わりますが、受け取り方と言えば、初め何回か聴いた時、前奏から歌の入りへ移る際にどうしても拍が合わなくて、もやっとしていました。理由は、出だしの音を1拍目でとってしまったので半拍余ってしまっていたのですが(本来この音は4拍目の裏拍になる)、同じようにハマってしまった方、いらっしゃいませんかー?
あと、この曲は色んなリズムが入っているので、ライブで手拍子する際、会場全体でどのリズムが選ばれるのか、それも楽しみの1つです。

ということで、最後余計なことを書きましたが、僕のレビューは、皆さんが受けた「真夜中の虹を」のイメージと近かったでしょうか、それとも掛け離れていたでしょうか?
どちらにしても、とても詩的な歌詞と、ドラマティックな音楽が心に響く名曲ですよね。

では、また明日!

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