観ているだけで満足かい？？

昨日ショッピングモールに行ったらイベント広場で地元の高校の吹奏楽部が演奏していたのでしばし足を止めて観ていました。

冬休み中にわざわざ重い楽器を運んできて、偉いねぇ大変ねぇと思っていたのだけど、指揮を振る先生が曲紹介をしながら「もしよかったら手拍子をしていただけると嬉しいです」と話したので、前奏が始まると同時に手拍子を始めました。

が、しかし、会場にいたほとんどのお客さんは動くこともなくじっと見ているだけ。

いや、それぞれの楽しみ方があるからいいんですよ。たまたま黙って見ていたい人が集まったのかもしれないし、この吹奏楽部のファンの人たち(家族親戚等)の中では一歩引いて観察するのがセオリーとなっているのかもしれない。

でもね。

せっかく若い人たちが一生懸命演奏してるんだから、盛り上げて気持ち良くやってもらいたいって思わないのかな。
わざわざ指揮の先生が言葉にしたことを聞いてなかったのかな。

一緒にその場で見ていた友人と思わず肩をすくめて苦笑い。
「他の街ではこの曲演奏されたら何も言わなくても勝手に手拍子入るよ」
うん、そう思う。

僕の住んでいる街はプロのミュージシャンでもやりづらいと言う方が結構いるような、音楽への盛り上がりに欠ける街のようで、ツアーで回るスケジュールを見たら小さい規模の街にも行くのに、それなりの規模のあるこの街は飛ばされていることが多くて、こういう所にも影響してるのかなーなんて思ってしまいます。知らんけど。

自分も演奏者として立つときにお客さんが盛り上がって手を叩いたり踊ったりしてくれたら嬉しいから、余計気になったのかもしれないけど、恥ずかしがらずにリズムに身体を委ねるのも悪くないよーと思ってしまった出来事でした。

では、また明日！