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何のために続けてる?

色んな人との関わりのおかげで運良くここまで音楽を続けてくることができています。

若い頃には何も感じなかったことなのに、年を取るにしたがい、ああ、こういうことなんだなと気付き、物事をシンプルに考えられるようになってきました。それが良いことなのかはわからないけれど、自分の中に筋が1本通って、なんのために音楽をしたいのかが明確になってきている気がします。

もちろん第一は自分のためなんですが、もう一つ重視したいのは、どんな形でも音楽を続けてきた身としては、楽しいことばかりではなく、辛かったり悔しい思いをしたこともありました。それを通して感じたことや心境の変化、音楽との向き合い方などについて、後進に伝えていきたいと思っていることです。

たとえアマチュアでも物事を続ける中でうまくいかずに停滞する時が必ずあって、そういった時に悪い要素が重なると、やる気が薄れて離れていってしまうことがあります。それはとても残念なことで、できればぐっとこらえて乗り越えてもらいたいなと思うのです。

そこで、これでも結構色んなことをしてきた自分の経験を伝えることで何かのヒントになれたらと思うのです。自分が若いときに立ち止まったようなことで、今の若者も悩んでいることが結構あって。アドバイスなんて偉そうなことはできないけれど、その悩みや満たされない気持ちはおかしいことじゃないと共感するだけでその人の気持ちは大きく違ってくると思うのです。

そのためにも言葉だけではなく、なんかよくわからんけどこの人すげぇと思われるような、演奏者としての信頼感も上げていきたいと思うのです。やっぱり音楽を語るには、いい音を鳴らせるようにならないとね。
嬉しいことに、最近では若い人たちと話す機会も増えてきました。しっかりした考えを持っている人がたくさんいるので、僕も負けずに頑張りたいと思います。

では、また明日!

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