見出し画像

ありがとうは余裕を持って

大学時代、食事をしたり買い物をしたり、何をする時にも店員にお礼を言う友人がいました。
はじめのうちはどうしてだろう?と思ったけれど、一緒にいていい気持ちになるような気がしたし、その振る舞いがとてもかっこ良く見えたので(単に彼の見た目が普通にかっこよかっただけなのかも笑)、僕も真似をして、徐々に相手に感謝の気持ちを言葉で伝えるように心がけました。

最初のうちはなんとなく照れくさいし、例えばコンビニやファミレスの店員は粗末に扱われることが多いのか、お礼を言うと逆に驚かれてしまうこともよくありました。でも、だんだんと声の掛け方やタイミングに慣れてくるとナチュラルに言葉を言えるようになって、それがきっかけで店員さんと話すことも増えたし、気持ち1つで簡単に日常生活を楽しいものにできるんだなぁと実感したのです。

もちろんこの習慣は今も続けているのですが、最近更に思うのは、相手に「ありがとう」と言えるのは、実は自分の気持ちに余裕があることの表れではないかと思うのです。
だって、考えてもみてくださいよ。ちょっとした買い物でレジを打ってくれた店員に「ありがとう」。自分も相手も買い物という行為は当たり前なのだから、意識しないとそこには感謝の気持ちは現れないと思うのです。だから、「その意識しないと現れない」ものをわざわざ意識して、言葉として形にする行動は、それだけ気持ちに余裕がないとできないんだよなって思うのです。遅刻するかしないかの急いでいる時に、ゆっくりと「ありがとう」なんて、普段から気をつけて意識している人じゃないと口に出ないですよね?

ということで、相手に感謝する気持ちって、自分のためにとても良いことをしてもらったという気持ちを持てること、些細なことに感動できるゆとりを持っていることだと思うのです。

さて、今日は3月9日で「サンキュー」の日と言われています。いつも言えないありがとうを大事な人に言うのも素晴らしいですが、特定ではない周りの人にも感謝の気持ちを伝え始めるきっかけの日としてみてはいかがでしょう?
僕も引き続き「ありがとう」を言い続けます!

では、また明日!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?