心のバランスを崩した時の話(その5)

実際に体調を崩し、通院したのは半年でしたが、その時を境に、自分が精神的に弱くなった時を意識するようになりました。
嫌なことがあってくじけそうなときに、以前ならとにかく負けたくないと立ち向かっていく感じだったのだけど、これ以上行くと自分を見失ってしまうな、と感じるときには、それ以上首を突っ込むことをやめました。

実際、一度怪我をした所は再発しやすかったり、何もなくても痛みを伴ったりと同じで、精神も、1度崩れてしまうと、全く関係ない理由でも揺れてしまう可能性が高くなるんだなと実感しています。できるだけ、自分の心の振れ幅を大きくしないように(良いことは別)、あまりマイナスのことは考えすぎないようにすることにしています。実践するのは難しいけれど。
しかし、元々弱かったのかもしれないけれど、周りからはメンタル強いと言われるこのギャップ。本当の僕はどこなんだろう?笑

それから、普通の病気もそうなんだけど、例えば長く休んでいた人が出てくるようになる時を考えてみてほしい。この時、マイナス要素のある人が通常のレベルに戻ったと受け取られがちで、復帰した瞬間、すぐにあれもこれもと他の職員と同じ扱いを受ける。
お給料が発生しているのだから、出てくるからには他と同じように働いてもらわないといかん、と言う人も多くいるでしょう。でも、復帰したての人は、相当な努力をして出てきていることが多いです。僕の場合だと、とりあえず出勤はしても、薬の副作用で意識がもうろうとしている日もあったし、気分が重く集中できなくなってしまったこともあります。

仕事はゼロの状態ではできません。生産性を上げるためにはプラスの状態にならないといけないですが、復帰したばかりの時はゼロ以下の領域をさ迷っているはず。だから、そこを無理にプラスにしようとする行為はできるだけ避けてあげてほしいです。
実際気を使うことで組織全体のモチベーションが下がってしまうかもしれません。もちろん、病状と本人の甘えの部分を混同して全てを許すことは良くないと思いますが、その人なりに頑張ろうとしていることは認めてあげてほしいし、明日は自分がその立場になるかもしれないことを考えて、お互いにしっかりフォローし合える関係、普段からコミュニケーションを取っていくことを意識してほしいなと思います。

なんだかんだでその5まで来ました。
最後に、その6ではバランスを崩した時のいつもとは違う行動や感じ方などをまとめたいと思います。明日書けるかわかりませんので、気長にお待ちください笑

では、また明日!

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