初期の野田作品のなかで、私がとっても好きなのが『小指の思い出』です。故意に車に当たって金を強請る「当たり屋」と、中世の魔女狩りの季節、妄想のストーブの薪を絶やさないようにしている三人の少年。野田さんが、黒のドレスを着て、スカートを翻して登場したのも鮮烈でした。
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年々、演劇を観るのが楽しくなってきました。20代から30代のときの感触が戻ってきたようが気がします。これからは、小劇場からミュージカル、歌舞伎まで、ジャンルにこだわらず、よい舞台を紹介していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。