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情熱と越境と心強さと

情熱を持って、自分の時間を捧げられるもの。もしくは、時間が忘れてしまうくらい、没頭できるもの。
去年、鬼滅の刃の煉獄さんが、いっていた。

 「心を燃やせ。」

世間的では、こういうアツく、芯がある人物像が推されるらしい。
どうだろう。そういうものが、ある方が珍しいのか、それとも何かしらの努力が足りないのか。
僕は昔から没頭したという経験が少ない。
というか終わりをすぐに考えてしまう人間だ。小さい時にゲームをしていても、終わる時間は守れたし、飯の時間を忘れるくらい、ハマったことがない。勉強も同じで、決まった時間内ではできるが、それを越して一つの科目に没頭したことはない。趣味は沢山あるが、今これを極めてると言えるものは、パッと思いつかない。

何を解決したい?とか何をやりたい?とか質問されると、答えるのに迷ってしまう。色々、興味関心はある。でもそれを人生をかけて、動けるかと言われると、よくわからない。原体験もあることにはあるが、そこまで行動の源泉にはなっていない。

ぶつぶつ言っても仕方無いが、やりたいことありますか?と質問されても、ないけど、なんか色々試金石はあります、って感じの答えになる。そんな自分である。

話は飛びますが、熱があろうと、なかろうと、越境の感覚が最近大事やと思いまして。
たぶん、どこかのタイミングでそんなものに出会える瞬間があるはず、希望的観測だが笑。
知らず知らずのうちに、僕たちは色んなところで、思考や行動のブレーキをかけている。大学だとわかりやすい。自分の学部以外の勉強は興味わかず、関係ないと感じてしまう。日常生活でも、その連続である。もっと自由に動けて、挑戦できるのに。

でもこれまでの経験上、自分の決めた線を超えて、異なる世界に入ったとき、いわゆる越境したとき、ぐっと視野が広がり、思考と心が揺さぶられる。自分の常識が壊れる、俯瞰して自分や物事を見る、その繰り返しが、その人の厚みやら深みやら面白さ、魅力が増していく、と感じている。

ディープな居酒屋に入るでもいい。人権問題で当事者の方に会うのも、普段と違うコミュニティに出入りするのも、普段見ない映画をネトフリで見るのでもいい。

そうや、世界は越境で溢れてるやないか!

そうおもうと、最近改めて学生のときのような体力もなくて、決めつけてる部分も多くて、中々越境できていない。てか自分のブレーキをくっきりと認識できるようになってきた。
2023年の目標、もう決めとこか。越境せえ、自分。熱も忘れずに。




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