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安井金比羅宮の神様って

今日の話は、縁切り名高い神社の思い出話といたしましょう。
京都・祇園にある、安井金比羅宮をば。

祀られているのは崇徳天皇、大物主神、鵺退治で知られる、源三位頼政公の三柱です。
大物主さんは、四国の金比羅さんから来ていただいたそうです。ゆえに社号に金比羅というわけで。
後のお二人は、非業の死を遂げた方々です。
頼政公といえば、平等院の扇の芝。
以仁王の令旨に応じて平家に弓引くものの、敗北して平等院の扇の芝で自害するのです。
そして、崇徳天皇といえば!
保元の乱で敗北し、讃岐に流されて其処で没します。その後、怨霊になったなどという伝説もある御方です!
もともとお寺だったここに、崇徳天皇の寵妃・阿波内侍を住まわせていたことなどから、崇徳天皇ゆかりの地となり、後年ここに祀られたようです。詳細は、安井金比羅宮さんのサイトご覧ください。

讃岐で、一切の欲をたって金比羅さんに参籠された崇徳天皇ゆえに、安井金比羅宮は、絶ち物にご利益があるのだそうです。
また、寵妃と別れなければならなかったので、男女はじめ、様々な悪縁を切って、良縁を結んでくださるのだとか。

冒頭にあげた写真の、お札がドサッと貼られている「縁切り縁結び碑」これが有名ですよね。

でもって、ここにかかれていたり、奉納されている絵馬にかかれている文言がまたすごい。
病気などとのえんきりをねがうものもあれば、
不倫中の人が、相手を自分のものにしたいと願っていたり、不倫されている人が、パートナーの不倫相手との縁切りを願ったり。
割と目につくのは、不倫が絡んでいるものでしたね。
さらには縁切りしたい相手が、縁切れて不幸になればいい、とまでかいてあるものも。
しかも、事細かに、どんな風に不幸になってほしいかまで書いてあって、ひょえええええええ...となりました......
まあ、それだけ、余人には計り知れないご苦労があったからなのでしょう......

また、ネット上でも、ご利益があった、ただ、その縁切りの手段が強引で、自分も大変だった、などという体験談が沢山でているので、怖いと思う人も多いのではないでしょうか。

個人的な体験談をいくつか。
正直に言ってしまえば、安井金比羅宮の神様方は優しいと思いました。
8年くらい前、初めてここに伺った時、間近で千原ジュニアさんを見せてくださったんですよ。
偶然、テレビロケでいらしていて。
芸能人を間近で見たのは初めてで、嬉しかったなぁ...
その後、二回目にお参りしたときは、気分転換したいとか、少し仕事休みたいとか、なんかそんなことをお願いしたような。(あまりはっきり覚えていない...)
そしたら次の週、

感染性胃腸炎で出勤停止。
しかも、部署全員

お陰で、心置きなく三日ほど休めました(笑)

その後、「笑顔で仕事ができるように、邪魔するものとはさよならさせてください」と、お願いして、札はって穴を潜ったら...
ギャグや物真似でさんざん人のことを笑わせてくれるメンバーに囲まれて仕事をすることになりました(現在進行形)
あまりに笑いすぎて、よく私は崩れ落ちるし腹筋崩壊もしてます。

とまあ、こんな感じで、ちょっと強烈かつ斜め上ですが、おおむねお願いを聞いていただけました。

だから、願う側が真剣、覚悟を決めているなら、ここの神様はちゃんと力を貸してくださると思います。
ただ、ちょっと強烈かつ斜め上なので、私たちが予想だにしていない結果になることもありえますが。

崇徳天皇は、もともと詩歌がお好きでいらしたようで、西行法師などと親交があったそうです。
ご自身の歌も、百人一首に選ばれています。

瀬を早み 岩にせかるる 滝川の
われても末に 逢わむとぞ思ふ

他にも、100首以上御製が確認されていて、今は平将門や菅原道真とならび、日本三大怨霊などと言われてしまうことも多いですが、本当は風雅を愛する方だったんだろうな、と思います。

安井金比羅宮の境内には、何種類も桜が植えられていて、花の時期に行くと、凄くきれいなんです。

一昨年、朝六時過ぎにいったら、境内で桜を独り占めさせてくださいました。
だから、崇徳天皇はじめ、安井金比羅宮の神様はとても優しいなあ、と思うのです。
町中にあるから、近所の人も朝、散策に来ているのです。
にもかかわらず、一人の時間を作っていただけたのですから。

ほんのちょっと、そんなところもあるんだ、ということを知ってもらえたらなあ、と思って、今回かいてみました。

色々とあるかもしれませんが、私はここの神様が大好きです。

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