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音声配信のすべて

本noteは「音声配信のスターターキット」です。こんな方にオススメ。
・音声配信に1%でも興味がある
自分のラジオ番組を持ちたい
stand.fmからはじめてVoicyに挑戦したい
・なにから始めるべきか分からない
1から10まで学べる音声配信の教科書がほしい

音声配信を始め、自分のラジオ番組を持つと、最高です。すべてあなたがプロデュースできます。放送内容を自分で考え、決定。好きなことを喋り、共感してくださるファンが増える。

ときには、あなたが好きな人を誘ってコラボ配信もできる。応援したい人を自分の番組で応援できるわけです。スポンサーを募ることだってできる。

蓄積した放送は、すべてWeb上に残る。つまり、24時間365日、あなたの代わりに喋ってくれるわけです。

音声配信は、これから伸びるジャンルです。トークが苦手なあなたも、だいじょうぶ。本noteどおりに音声配信を始めれば、愛される放送をつくれます。

ぼくは、音声配信が大好きです。もっと広まってほしい。

しかし執筆現在、音声配信の教材が少ないようです。教材があると、音声配信に挑戦する仲間が増え、市場が活性化するでしょう。

本noteが、音声配信を普及させる一助になると幸いです。

はるゆきと申します。「伝え方のコツ」を発信する現役営業部長です。2021年1月からTwitterをスタート。同年9月にフォロワー1万名を達成しました。

しかしその頃、Twitterで本当に伝えたいことを表現するのは難しいと感じていました。140文字のテキストでは、届けたい想いが収まらないのです。

「自分の声で伝え方ノウハウを届けたい」

まっさきに思い浮かんだのは、YouTubeです。しかし、会社員で家族を持つぼくには、動画編集の時間がない。

そこで、以前から興味があった音声配信に挑戦することを決めました。動画に比べて手間が少ないし、自分の声で伝えられる。

2021年10月、合格率1〜2%といわれるVoicyへ応募。ありがたいことに1発で合格しました。(※1発で合格した理由、ぼくなりに仮説を立てました。本編でご説明します)

音声配信は、ぼくにハマりました。Voicyには著名な方が多くいらっしゃいますが、注目ランク1位を2回獲得しました。

2022年7月 Voicy 月間注目ランク1位
2023年1月 Voicy 月間注目ランク1位

2023年上半期ランキングでは、普通の会社員ながら「5位」になりました。

1位 キングコング西野さん
2位 ちきりんさん
3位 ホリエモンさん
4位 鴨頭さん
5位 はるゆき ← !?

2023年上半期 Voicy人気ランキング【マーケティング】

執筆現在の実績は以下です。

・フォロワー 7,500名
総再生数 150万回越え
1日あたり再生者数 1,000名以上
企業スポンサーが付いた実績あり
プレミアムリスナー(サブスク有料放送) 増加中

Voicy社の方にお褒めのことばをいただきました。

なんだか順調そうですが、音声配信をスタートした頃はイマイチ伸びませんでした。しかし、毎日試行錯誤しながら放送をつくった結果、誇れる実績を出せてきました。

そんなぼくのノウハウを言語化したのが本noteです。一般人のぼくが、500回の放送で試行錯誤を繰り返し、導き出したノウハウ集。音声配信をはじめたい方(すでに配信している方)のお役に立てるはず。

SNS発信をしている方には、特に音声配信を始めることをオススメしたい。なぜなら、お仕事に繋がりやすいからです。事例を紹介します。

ぼくは2022年の12月、KADOKAWAさんから「伝え方のすべて」という書籍をリリースしました。あるとき、担当編集者に聞きました。

「なぜ、一般人のはるゆきに商業出版の打診をしたのですか?」

こんな流れだったようです。

・Twitterではるゆきを知る
・発信に興味を持つ
Voicyを聴く
人柄を感じ取って「安心」する
・出版の打診をする

出版以外でも、SNS経由でお仕事のご相談をいただくことがあります。その方々に同じ質問をしても、だいたい同じ流れです。

音声は、聴き手に安心感を与えることができます。あなたへの親近感が増し、心理的ハードルを下げられる。これは、大きなメリットではないでしょうか。

本note内容は以下です。

テキストは10章から構成されます。序文では、音声配信を始めるべき理由や、人気放送の解説動画を公開しています。

1章から2章では、小手先のテクニックではなく、本質的に大切なことを説明。リスナーは何を求めているのか、なぜフォローをするのか、解説します。

3章前半では、理念発信軸を固めます。挑戦するプラットフォームを選び、ブランディングを整えます。ぼくがVoicyに挑戦する際、考えたことも説明しています。

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ここまでで、1万字越え。
以上を、無料公開しています。

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3章後半では、チャンネル名や名前の付けかたなど、具体的なノウハウを誰でも再現できるレベルで伝授します。

4章は収録の仕方。必要な機材の説明から、原稿の作り方をお教えします。とくに、トークの型はるゆきの型どおりに話せば、誰でも、刺さるトークをお届けできるはずです。

ぼくは、20年弱の営業経験があり、トップセールスです。そのノウハウを型に凝縮しています。

5章では、愛されるお話のしかたを13項目説明しています。好かれる声の出しかたなど、言語化しました。

6章では分析の方法をご紹介。分析が苦手な人向けに、すぐに分析できるよう、Excelの分析表を用意しました。

7章では、「リンククリックされやすい放送紹介ツイート」の法則を3つ公開。ツイートから放送へ導くことができます。

8章ではリスナーさんから好評だった企画をご紹介します。

9章では反響の多かった放送の原稿Wordでご提供します。ご提供する原稿は5本Word内には解説も入れておきました。

10章ではよくいただく質問。500回以上の放送経験から、回答しています。

note内では、35,000文字のテキストだけでなく、Wordの原稿5本Excelの補助ツールを3本ご提供します。あなたなりに改変させ、活用してください。

最後に、60分無料動画「個人の発信力を高める方法」の受け取りかたをご案内しています。

本コンテンツの注意事項をご説明します。あらかじめご覧ください。

・音声市場、業界トレンドなどは説明していません
・プラットフォーム毎の特徴、アプリの使い方、アルゴリズムなども説明していません
・Voicyに特化したノウハウも省いています
・noteとVoicy有料放送で同時発売します。Voicy有料放送は、noteを朗読するものです。内容はほぼ同一です。テキストで学びたい方はnoteを、音声で学びたい方はVoicy有料放送を、両方で学びたい方は両方をご購入ください

本コンテンツの注意事項

本noteは、どんなプラットフォームでも活かせる、音声配信の「伝え方」ノウハウがメインです。

※音声でも学びたい方はこちら。Voicy有料放送。

ここで、恥ずかしい情報を公開します。

ぼくは、営業部長です。日頃からトークをウリに仕事をしていますが、Voicy初回放送はこんなレベル。10秒ほどお聴きください。途中で止めたくなることでしょう。

ガッチガチです。だれでも最初は、こんなもの。

その後、試行錯誤を繰り返しました。そこで、音声配信の本質に気づいたのです。本noteで伝えたい、最も大切な本質。

「忙しいリスナーさんの立場になり、放送をつくる」

この本質を念頭におき、放送のバージョンアップを重ねました。

過去最高(3万回以上)再生された放送はこちらです。

初回放送と聴き比べると、クオリティが違いますよね。

では、この放送をどのように収録したのか?原稿をもとに解説した動画を公開します。10分弱、どうぞご覧ください。

あなたが本noteを実践すると、ぼくが1年半(放送500回)かけた試行錯誤をショートカットできます。

1章 好かれる放送を作るために意識すべき本質3つ

必ず覚えてほしい本質。この3つをまずは理解しましょう。

①リスナーは「忙しい」
②リスナーは「安心」を得たい
③リスナーは「並走」したい

好かれる放送を作るために意識すべき本質3つ

本質を覚えてこそ、テクニックが身に付きます。テクニックは後半で公開しますので、お楽しみに。3つの本質を語る前に……。

あなたは、どんなときに音声配信を聴きますか?

きっと、何かをしながらではありませんか?たとえば、歩いているとき、運転しているとき、料理するとき、掃除するとき……。

音声配信は、「ながら聴き」する方が多いです。これは本当に大切なポイント。かならず抑えてください。

ぼくの放送、よく聴かれる時間帯は決まっています。(Voicyの場合、データを分析できます)朝6時から朝9時に聴く方が大半です。

曜日は、「月〜金」が多く聴かれます。

以上のことから分かること。月〜金の朝6時から朝9時、つまり、「通勤時に聴く方が多い」ということです。

さて、通勤時を想像しましょう。急いで駅に向かう。電車のなかで今日の仕事を考える。満員電車でストレスを抱えている方もいらっしゃるかも……。

忙しく、ピリピリしている姿が想像できますね。

①リスナーは「忙しい」

リスナーさんは「ながら聴き」をする方が多い。つまり、忙しいのです。放送は、じっくりと聴かれません。聴き手が忙しいため、話し手は工夫を凝らすが必要があります。

ぼくが意識しているのは、

・放送の出だし15秒で惹きこむ
・話の結論を先出し
・不要な自分語りはしない

・放送の出だし15秒で惹きこむ
「あなたは~~ではありませんか?」
とスタートし、興味を持たせます。自己紹介からスタートしません。忙しい方に、一般人のぼくが「わたしはふだん営業部長でして……」と話しても、チャンネルを変えられます。

・話の結論を先出し
基本、冒頭60秒以内で結論を出すようにしています。結論を後ろにまわす方法もありますが、高度なトークテクニックが必要です。

・不要な自分語りはしない
「先日、家族でファミレスに行ったらですね……」などのお話。初心者のうちは、やめましょう。一般人の自分語りは、求められていません。

②リスナーは「安心」を得たい

忙しいときって、どんな話を聴きたいでしょうか?有益な話も良いですが、それよりも、聴いていて安心できる放送のほうが好まれますよね。

ぼくが、リスナーさんから頻繁に褒められることがあります。それは「放送を聴くと安心感を得られる」ということ。

では、どのような放送だと安心感を得られるでしょうか?ぼくが意識しているのは以下です。

・否定的な表現をさける
・砕けすぎた表現をしない
・原稿おこししてから収録
・安心できる、落ち着いた声をだす

・否定的な表現をさける
たとえば、嫌い、というワード。ぼくはあまり使わない。「こんなタイプの人は嫌いです」と言わず「こんなタイプはちょっと違和感を覚えますよね」と言い換えます。

・砕けすぎた表現をしない
「マジでやばいっすよ」といった表現。音声配信では使いません。安心感を与えられないからです。

・原稿おこししてから収録
ぼくは初期の頃、原稿おこしせずに収録していました。しかしそれだと、「あ~」とか「え~」ということばが混じりました。ことばが流ちょうにでない放送は、安心感をあたえられません。

リスナーさんは、滑らかなことばを聴きたいはずです。原稿おこしして収録すると、聴きやすい放送を作れるはず。ぼくのチャンネルも、原稿おこししたころから伸びるようになりました。

・安心できる、落ち着いた声をだす
リスナーさんからいただくコメントを見ると、あることに気づきます。「有益です」や「共感します」という声より、「声が良い」「声が安心する」が多いです。

「朝にはるゆきさんの声を聴くと、乱れた自律神経が整います」というコメントを頂いたこともあります。(良い声の出しかたは、後半で解説します)

③リスナーは「並走」したい

音声配信をしはじめると、「勉強をしないと将来損するから、今のうちに本をたくさん読みなさい」などと、つい押し付けるトークをしがちです。

しかし、想い出しましょう。リスナーさんは、忙しいのです。

忙しい人に価値観を押し付ける。これが許されるのは、相当な実績を出している人か、超高度なトークテクを持っている人だけ。一般人がリスナーさんに価値観を押し付けても、敬遠されます。

勉強の話をするなら、こんな感じが良いです。

「ぼくは20代のころ、ほかの人より少し勉強をしました。今思うと、それが良かったかもしれません。本を読むことから、スタートしてみましょうか」

このような、「並走感」をかもしだしましょう。

大切な本質3点、おさらいします。

①リスナーは「忙しい」
②リスナーは「安心」を得たい
③リスナーは「並走」したい

好かれる放送を作るために意識すべき本質3つ

まずは、これらを覚えてください。

2章 フォローされるために抑える本質5つ

発信をしていたら、とうぜん、フォロワーさんが増えると嬉しいわけです。

ぼくは、発信をしはじめて4か月目ぐらい(放送100回あたり)から、放送の骨格を作りこみました。その頃から、フォロワーさんが増えるスピードが加速しました。

どうしたらフォローしてもらえるのか?次の5点が大切です。

①リスナーは、次も聴きたいと思うからフォローをする
②リスナーは、複数放送を聴いてからフォローをする
③リスナーは、フォローする人を絞る
④リスナーは、交流するパーソナリティをフォローする
⑤リスナーは、画面が賑わっているパーソナリティをフォローする

フォローされるために抑える本質5つ

①リスナーは、次も聴きたいと思うからフォローをする

リスナーさんは、「このパーソナリティの放送は有益」と感じてフォローするのではありません。

「このパーソナリティの放送を、次も聴いてみたい」と感じてフォローします。

ぼくの放送では、リスナーさんが次の放送も聴くような仕掛けをしています。

具体的には、次回放送の予告。放送の終盤で「明日は~~についてお話します。~~で悩む方は必聴です。ぜひお楽しみに」と紹介します。

「今日の話はおもしろかったし、明日の放送も聴いたほうが良いな。フォローしよう」となるわけです。

次回予告をしはじめたころから、フォロワーさんの増加スピードがアップしました。

②リスナーは、複数放送を聴いてからフォローをする

1回の放送だけでフォローされることは、少ないです。

リスナーさんは、あなたの放送を聴く(1回分)→あなたの他の放送を聴く(数回)→フォローする、という流れです。

①で説明した次回予告も有効。あわせてオススメなのは、関連放送のご紹介です。ぼくは放送本編の最後で、関連放送をご紹介します。

たとえば、本編で「伝え方が苦手な人の特徴5選」というお話をしたら、過去放送「誰でも伝え上手になる方法」をご紹介します。放送回内には、関連放送のリンクを貼ります。

この関連放送紹介は、かなり評判が良いです。「関連放送を聴けるので、いっそう理解が深まります」とメッセージをいただきます。

ブログでも、最後の方に関連記事が表示されますね。他の記事へ回遊してもらい、ブログから離脱させないようにしているわけです。

毎回必ず、関連放送の紹介+リンクを貼りましょう。リンク網が複雑に張り巡らされ、あなたの放送を聴いた方が離脱しづらくなります。複数回放送を聴いていただき、フォローされやすくなります。

③リスナーは、フォローする人を絞る

たとえばTwitterの場合、「気になった人はとりあえずフォロー」という方が多い。100人以上フォローしている方は、珍しくありませんよね。

しかし、音声配信はそうならない。リスナーさんがフォローする人は、20~30人ぐらいです。

音声を聴くのって、時間がかかります。1放送につき10分前後。1日に聴く放送数は、5本ぐらいが上限ではありませんか。

リスナーさんは「ながら聴き」をします。「ながら聴き」する時間って、1日のなかで短いはず。だから、リスナーさんは聴く配信者を絞ります。心得ておきましょう。

④リスナーは、交流するパーソナリティをフォローする

配信をすると、リスナーさんからメッセージをいただきます。

すべて返答しましょう。あなたの放送を聴き、メッセージまでくださるリスナーさんへ感謝の気持ちを表す行為。欠かしてはいけません。

パーソナリティがリスナーさんに返答をしているか否かは、誰でも見れます。「丁寧に返答するパーソナリティ」と「返答しないパーソナリティ」。どちらのほうが好印象でしょうか?答えは明白ですね。

返答のしかたは、「重くなりすぎない」ことが大切。「メッセージありがとうございます。〇〇さんの仰ること、よく分かります」ぐらいがちょうど良いです。

⑤リスナーは、画面が賑わっているパーソナリティをフォローする。

リスナーさんは、放送画面の情報量が多いパーソナリティを好みます。

放送画面が寂しいと「人気のないチャンネル?」と受け取られ、再生ボタンを押されない可能性を生み出します。

では、どうするか?ぼくの放送を例にします。

たとえば、「#469 嫌われる勇気を持つ」チャプター2のタイトルは、あえて情報量を増やしています。

もはや、タイトルではなく、放送の要約です。stand.fmでも、放送回ごとに説明を書けますね。たくさん情報を載せましょう。画面が賑わいます。

要約を書くと放送を聴かれないのでは?と考えたあなた。そんなことはありません。

要約は、喜ばれます。なぜなら、リスナーさんは忙しいから。耳で聴き、目で要約を読んでいただいた方が、短時間で放送を理解いただけます。

まとめます。

①リスナーは、次も聴きたいと思うからフォローをする
②リスナーは、複数放送を聴いてからフォローをする
③リスナーは、フォローする人を絞る
④リスナーは、交流するパーソナリティをフォローする
⑤リスナーは、画面が賑わっているパーソナリティをフォローする。

フォローされるために抑える本質5つ

ぼくは、この5点を意識したころから、フォロワーさんが増える速度がアップしました。かならずこの本質を、忘れないでください。

3章 アカウントをつくる

・理念を固める

超大切な質問をさせてください。

あなたは、リスナーさんに、どうなってほしいですか?

ぼくは現在、Voicy、Twitter、書籍、LINE、4つの媒体で発信しています。それぞれ、理念を明確にしています。

理念とは、誰にどうなってほしいかを決めること。ぼくの場合はこちらです。

ぼくの強みは、これら理念にある。理念を固めているから、ブレません。

理念なき発信者のことばは、どれだけ話がうまくても、響きません。むしろ、話がうまくなるほど、うさん臭くなります。

本田宗一郎さんのことばをご紹介します。

 『理念なき行動は凶器であり、行動なき理念は無価値である』

あなたは発信を通じ、誰に、どうなってほしいのでしょうか?見なおしてみましょう。

・発信軸を固める 

発信軸の固め方をお教えします。この考え方は、Twitterや他SNSでも活用いただけるでしょう。

次の4点で考えます。

①自分が好きなこと
②自分がこれからも「時間を投下すること」
③需要があること
④自分の目的に近づくこと

発信軸を固める4つの視点

①自分が好きなこと
理由はかんたん。自分が好きなことでないと、継続できないからです。自分が好きなことを、まずは洗い出してみましょう。

②自分がこれからも「時間を投下すること」
発信を続けていると、発信ネタが無くなることがある。ネタが無くなると、精神的にしんどくなります。

そこでオススメは、自分がこれからも「時間を投下すること」を発信軸にすること。

ぼくは、ネタが無くなることはありません。Twitterを2年4か月、Voicyを1年半発信していますが、ネタが無くなるどころか、発信したい事が増えていきます。

それは、ぼくの発信が「営業部長の伝え方ノウハウ」だから。

ぼくは平日の日中、営業部長の職務に全力投球しています。そしてもちろん、これからも。仕事に打ち込むほど、伝え方のストックがたまります。

たとえば会議中、素敵な伝え方をする同僚がいたら「なるほど」と考え、メモをする。分かりやすいメールが届いたら「なぜ分かりやすいのか」を考え、メモをする。

このように、仕事中に「伝え方のネタ」が生まれるのです。これからも営業部長の職務に時間を投下するので、ネタが生まれ続けるはずです。

あなたがこれからも「時間を投下すること」は、何でしょうか?

③需要があること
どれだけあなたが好きで、時間を投下することでも、需要がないことを発信していては、いつまでも反響を得られません。

では、どのようなジャンルだと需要があるのでしょうか?

「人の悩みを解決する発信」には需要があります。

ここで覚えてほしいのが、HARM(ハーム)の法則。人の悩みは、HARMに分類されます。

H:Health・・・健康、美容、容姿
A:Ambition・・・将来、夢、キャリア
R:Relation・・・人間関係、恋愛、結婚
M:Money・・・お金

HARM(ハーム)の法則

発信軸がHARMに当てはまると、需要があるわけです。

ぼくの場合、伝え方の発信をしています。これはHARMのR:Relationを良くするもの。また、会社員の将来やキャリアも発信をしています。A:Ambitionにあたります。

HARMのなかで、あなたが得意なジャンルはありますか?

④自分の目的に近づくこと
あなたが発信をする目的は何ですか?発信力を得る?本業のお仕事に繋げる?人との出会い?マネタイズ?

はるゆきアカウントは、「本業ではできない刺激的な日々を送りたい」と考え、立ち上げました。おかげさまで、それを実現できています。

以上の①~④を、はるゆきアカウントに当てはめてみます。

①自分が好きなこと・・・営業、ビジネス。
②自分がこれからも「時間を投下すること」・・・営業部長の仕事。
③需要があること・・・伝え方はR。キャリアはA。
④自分の目的に近づくこと・・・刺激的な日々を送ること。

はるゆきの発信軸

ぼくは、VoicyもTwitterも、上記に基づき発信をしている。これらが整っているから、普通のサラリーマンでも多くの反響を得られています。

発信を続けると、だれしも、軸で迷います。

「いまの発信でよいのか?」
「ほかの人は違う発信で伸ばしている」
「自分もそちらに寄せたほうがよいのか?」

悩んだときは思い出してください。①~④で最も大切なのは、④自分の目的に近づくことです。

あなたが発信する目的は何ですか?今の運用が、目的に近づくものでしたら、そのままで問題ありません。目的から遠ざかるなら、見なおしましょう。

発信軸で迷ったら、自分の目的を思い出してください。

・どのプラットフォームで配信する? 

発信軸を固めたら、どのプラットフォームで発信するかを決めます。SNS(おもにTwitter)で活動しているはるゆき所感、音声メディアは下記2つが良いです。

①stand.fm
②Voicy

①stand.fm
誰でもすぐに始められる。プラットフォームとして伸びている。収録がかんたん。マネタイズ機能あり。

②Voicy
パーソナリティになるには審査あり。日本の音声配信老舗という印象。収録がかんたん。マネタイズ機能あり。

まずはstand.fmで手軽に初めてみると良いでしょう。最初からVoicyに挑戦するのもひとつ。合格率1~2%ほどのようですが、何回でも応募できるそうです。

ぼくは、最初からVoicyに応募し、1発で合格しました。「なぜ1発で合格できたの?」とよく聞かれます。Voicy社は合格基準を公開していませんので、「分かりません」というのが正直な回答です。

しかしながら、ぼくが応募するとき、どのようにブランディングを整えたかはお教えできます。ここから、ブランディングの方法をご紹介します。

・ブランディングの方法

ブランディングとは「ほかの人との違いをつくること」です。ほかの人と違うから、フォロワーさんに面白がってもらえるわけです。

では、どうやったら、ほかの人と違いを付けられるでしょうか?ぼくは、「ほかの人と“少しずらすポイント”をたくさん設けること」だと考えます。

Twitterを例にすると分かりやすい。まずは、はるゆきTwitterアカウントで解説します。そのあとで、音声配信の解説にうつります。

ぼくは、ビジネスマンのアカウントです。ハッキリ言って、Twitterではレッドオーシャン。同じような方がたくさんいる。でも、だいじょうぶ。ほかの人と少しずらすのです。

ずらしポイント①
アイコン。ほかのビジネスマンは、「クール」「知的」「熱血」なアイコンが多い。しかしぼくは、「笑顔で親しみやすいアイコン」です。

ずらしポイント②
ヘッダー。ビジネスを連想させる高層ビルなどの画像が入りがち。セールスマンは、実績を羅列する方も多い。しかしぼくは、「笑顔のアイコン」と「キャッチコピーを載せる」だけにしました。

ずらしポイント③
プロフィール文。「あなたのビジネス力をアップさせます」となりがち。しかしぼくは「人付き合いの悩みを解消します」としています。

ずらしポイント④
日々の投稿。「KPI」「キーマン」などのワードを使いがち。しかしぼくは、使いません。中学生でも分かるような内容をツイートします。

「熱意が大切」的な発信をしません。当たり前すぎて差別化できないからです。

テキストで表現できる内容を、あえて「図解」にします。

図解は「情報量少なく、シンプルに」します。ほかの方は、図に情報をたくさん埋めます。ぼくはあえて、余白だらけの図解にします。

ずらしポイント⑤
日々の運用。ほかの方々は、朝にコメント周りをする方が多い。しかしぼくは、初心者のころから一貫して、朝は動きません。

あと〇人でフォロワー〇名だからフォローしてね、というツイートをしません。

Twitter上でTwitter運用の話を、だしません。

このように、少しずらすポイントを、たくさん設けるのです。

すると、ぼくのような普通のサラリーマンでも、独自性のあるアカウントを作ることができます。

おかげさまで、Twitter運用2年でフォロワーさん8万名を突破しました。初心者のころから、1日の運用は1日60分未満です。(かなり短いです)

では、音声で考えます。

まずは、あなたがチャレンジするプラットフォームの先輩発信者を観察しましょう。先輩たちと、どこをずらすかを考えるのです。

ぼくはVoicyに応募する際、先輩パーソナリティにどんな方がいらっしゃるか、観察しました。Voicyパーソナリティは承認制ということもあり、すでに著名な方が多いです。

そんな方々と差別化するには、どうしたら良いか?はるゆきをパーソナリティに選ぶ理由を、Voicy社へ提供しなくてはいけません。

先輩パーソナリティを観察して、あることに気づきました。

それは「会社員が少ない」ことと、「実業家が多い」ということ。

ぼくは会社員です。現役の大手IT営業部長。先輩たちを観察したとき、IT系営業部長は、いらっしゃいませんでした。

Voicyのリスナ―層を考えました。実業家より会社員のほうが、人口は多い。ということは、「現役部長パーソナリティが会社員に発信する」というコンセプトが良いのではないか。

つづいて発信内容。ぼくは伝え方の発信が得意です。しかし、先輩パーソナリティにはアナウンサーがいらっしゃる。さすがに、ストレートに伝え方の発信をしても、アナウンサーには勝てない。

そこで、少しずらしました。

職場内での人間関係をよくする伝え方を発信する、というコンセプトにしました。これなら、現役会社員ならではの発信をすることができる。「普通の会社内の事例」をお話できるのが強みです。

このように考え、「現役の大手IT営業部長が、職場の人間関係をよくする伝え方を発信」というコンセプトが出来上がりました。このようなアカウントは、Voicy内で少ないと思います。

以上のような考え方でブランディングを行い、Voicyに応募したところ、1発で受かりました。

ぼくはVoicyの合格基準を、知りません。しかし、このように「ほかの人との違い」をつくるのは、とても大切な事です。きっと、ほかのSNSでも重要なことではないでしょうか。

本noteの最後に、特典① ブランディングシート(Excel)をご用意しています。ダウンロードしてご活用ください。記入例も書いていますので、ぜひご参考に。

サンプル画像 特典① ブランディングシート(Excel)

・チャンネル名をつける 

さあ、ここからは具体的な手順をご説明します。まずは、ぼくが説明するとおりにやってみてください。オリジナリティを出すのは、後です。

準備はよろしいですか?まず、あなたの「チャンネル名」を付けましょう。

チャンネル名は、最重要。お店の名前と同じです。決して、やみくもに命名してはいけません。知らなきゃ損するポイントが、4つあります。

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¥ 3,980

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